*General Dynamics Land Systems
アメリカ陸軍が主催している展示会(AUSA)で、次世代主力戦車「エイブラムスX」が初めて公開されました。
この新型戦車はアメリカの大手兵器メーカー「ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ(GDLS)」が作っているもので、従来のM1A2「エイブラムス」と比べて大幅に軽量化され、最新のテクノロジーであらゆる面が無人化・機械化されていることが特徴です。
まず大きな変更点としてエンジンがガスタービンからディーゼルハイブリッドに変わったことで、燃料消費量が約半分に激減したことがあります。
エンジンの変更によって走行時の音がとても小さくなり、いわゆる無音走行(隠密斥候=サイレントウォッチ)のようなことも可能になったとのことです。
さらにはM1A2エイブラムスよりも全体的に軽量化されたことも大きく、小回り能力が大幅に向上。
車体の外側に設置された多数のカメラと車内のモニターはリアルタイムで連携し、いわゆる全方位を見ることも出来るとされています。
そして、自動装填装置が強化されたことで乗員数も4人から3人に削減、アクティビティ防護システム(APS)によって、ロケット弾など戦車を狙って飛来してくる飛翔体を自動迎撃することも可能になりました。
他にもAI(人工知能)の採用やドローン(無人機)連携システムなどがあると言われ、世界トップクラスの最強戦車に仕上がっています。
まだ、具体的な導入時期などは決まっていませんが、車体の基本イメージや構造が固まってきたと見られ、遠くない日にアメリカ軍が正式な採用発表を行うことになるかもしれません。
アメリカの大手兵器メーカー、ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ(GDLS)は2022年10月9日、次世代主力戦車のコンセプトモデル「エイブラムスX(AbramsX)」を公開しました。
アメリカ次世代戦車「エイブラムスX」で注目すべき“重量とパワー”
旧M1戦車の重量は現在73.6tに達する。他国の戦車より重く、戦場機動に制限がある。また大飯喰らいでエンジン始動に10ガロン、1マイル走るのに2ガロン消費し、長い補給路を抱える戦場では不利になる。https://t.co/vSx97lkvUH— たぶん大佐 (@Col_AYABE) October 25, 2022
“By comparison, the AbramsX weighs in at just 60 tons,” said Timothy Reese, director of Business Development for General Dynamics Land Systems.
So the AbramsX battle tank has a weight of 60 US tons (54t) in combat configuration. https://t.co/DrV8rgVIpI pic.twitter.com/SS1eO6f4Du— Ronkainen (@ronkainen7k15) October 25, 2022
エイブラムスXの30mmRWSって
アパッチのチェーンガンが砲塔上に載ってるって事かなにその凶悪仕様…。 pic.twitter.com/cVvc41FIrW
— あ^しゅら (@asyura099852) October 9, 2022
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