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能登半島地震の初動対応、人災だと専門家が激怒!「国や県のトップが震災を過小評価」「阪神・淡路大震災から教訓がゼロ」「投入も小出し」


*防衛省・自衛隊(災害対策)@ModJapan_saigai
能登半島地震の初動対応について、防災研究で長年の行政経験(県の災害危機管理アドバイザー)がある神戸大名誉教授の室崎益輝さん(79)が政府や自治体の動きに懸念を示しました。

これは朝日新聞社のインタビュー記事に掲載されたもので、室崎教授は今回の地震対応に大きな遅れが見られたと指摘し、「これまでの多くの大震災では、発災から2、3日後までに自衛隊が温かい食事やお風呂を被災された方々に提供してきました。でも今回は遅れた。緊急消防援助隊の投入も小出しで、救命ニーズに追いついていない」とコメント。

過去の大震災と比べて初動対応の規模があまりにも小さかったと言及し、阪神淡路大震災からの教訓が殆ど活用されていないと語っていました。

また、行政からの「なるべく立ち入りを避けて」とのメッセージが非常に強かったことにも疑問を投げ掛け、「苦しんでいる被災者を目の前にして、『道路が渋滞するから控えて』ではなく、『公の活動を補完するために万難を排して来て下さい』と言うべきでした」などと行政対応の問題点や改善点をまとめています。

そして、このような初動対応の遅れは国や県のトップが震災を過小評価したことが原因だとして、「避難所への水や食べ物、物資の搬入が遅れたのは、半島で道路が寸断されるなどした地理的要因もありますが、被災地で起きていることを把握するシステムが機能しなかったことも要因です。それがトップの判断を誤らせています」
「迅速な初動体制の構築は、阪神・淡路大震災から数々の震災の教訓として積み重ねられ、受け継がれてきました。それが今回はゼロになってしまっている印象を受けました」とも伝えていました、

これまで多数の震災経験がある室崎教授の言葉は非常に重く、被災者や多くの人たちが感じていたであろう初動対応の遅さを明確に専門家サイドから指摘したのはかなりインパクトがあると言えるでしょう。
実際に過去の大震災と比べて自衛隊の初動動員数が少ないわけで、政府がなんて言い訳をしようが、初動対応と震災の過小評価があったのは間違いないです。

 

「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」 能登入りした防災学者の告白
https://www.asahi.com/articles/ASS1G2P91S1CUTFL01Y.html?ref=tw_asahi

これまでの多くの大震災では、発災から2、3日後までに自衛隊が温かい食事やお風呂を被災された方々に提供してきました。

でも今回は遅れた。緊急消防援助隊の投入も小出しで、救命ニーズに追いついていない。本来は「想定外」を念頭に、迅速に自衛隊、警察、消防を大量に派遣するべきでした。

被災状況の把握が直後にできなかったために、国や県のトップがこの震災を過小評価してしまったのではないでしょうか。初動には人災の要素を感じます。

国や県のトップが、震災を過小評価した
避難所への水や食べ物、物資の搬入が遅れたのは、半島で道路が寸断されるなどした地理的要因もありますが、被災地で起きていることを把握するシステムが機能しなかったことも要因です。それがトップの判断を誤らせています。

 

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