*BBC
ポーランド東部に着弾したロシア製ミサイルについて、世界中で様々な憶測が飛び交っています。
報道と同時にウクライナのゼレンスキー大統領らがロシア軍のミサイルと示唆したことがウクライナの謀略とされ、アメリカの保守派からは「ゼレンスキーは第3次大戦を始めようとした」とも言われているとのことです。
また、逆に「本当はロシア軍のミサイルだったが、ロシアとの全面戦争を警戒したNATO(北大西洋条約機構)とアメリカがウクライナに責任を押し付けた」というような意見もあり、専門家でも立場や主義主張によって全く異なる見解が示されていました。
ポーランドとアメリカの両政府は初期の段階からどちらの国がミサイルを発射したのかは断定せず、バイデン大統領も「現地調査を待つ」とのコメントを発表。
その一方でウクライナとロシアの双方が否定のコメントを出した形で、未だに着弾したロシア製ミサイルの正体は分かっていません。
ただ、ポーランド東部から10キロほど離れた場所にあるウクライナの発電所がロシア軍に狙われたのは間違いないと思われ、この発電所を巡る攻防の流れ弾がポーランドに着弾したとの見解はほぼまとまっています。
ロシア軍のミサイルとなった場合、NATOが動くかどうかの問題に繋がるわけで、現地調査団の報告や各国の動きによってはまだ揉めることになりそうです。
ミサイル着弾の責任巡り亀裂 ウクライナ反発、欧米にいら立ち
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022111701037&g=int
【ワルシャワ時事】ポーランド東部に着弾したロシア製ミサイルを巡り、ウクライナと欧米の間に亀裂が生じ始めている。ウクライナ軍によって発射されたミサイルとの見方が強まる中、ウクライナがこれを否定し、証拠を示すよう要求しているためだ。真相究明が長引き、ウクライナ側が謝罪を拒み続ければ、今後の支援に影を落としかねない。
「ゼレンスキーは第3次大戦を始めようとした」 ──米保守派から非難相次ぐ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/11/nato-58.php
<ポーランドにミサイルが落下した事故を早々に「ロシアのNATOに対する挑戦」と決めつけ、反撃を促したことで、ウクライナの英雄は手痛いイメージダウンを被った>
11月15日にウクライナの隣国ポーランドの領内にミサイルが着弾し、2人が死亡した。今ではこれはロシアのミサイルを迎撃しようとしたウクライナのミサイルが誤って落下したものと見られているが、事故直後からこれをNATO加盟国に対するロシアの意図的な攻撃だと激しく非難したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は立場を失った。とくにアメリカの保守派の間では、「世界を新たな戦争に導こうとした」とゼレンスキーを非難する声が強まっている。
1/3 🇵🇱ポーランド域内に着弾したミサイルは、🇷🇺ロシアによる🇺🇦ウクライナへの違法な侵略の結果によるもので、具体的にはここ数日のウクライナ都市への大量のロケット攻撃の結果起こったものです。 https://t.co/rij2OfDIdR
— 駐日ポーランド共和国大使館 (@PLinTokyo) November 17, 2022
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。ウクライナ情勢。ポーランド領内で確認されたミサイル攻撃。ウクライナのゼレンスキー大統領は同時刻のウクライナ防空システム起動を確認するもウクライナ軍によるミサイル攻撃は否定。ウクライナとポーランドはウクライナ戦争開戦時から対ロシアで軍事連帯。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) November 18, 2022
#スッキリ をご覧くださりありがとうございます。終盤ぎりぎりで加藤さんが、この記事などにみられる切取りを修正する機会を下さいました。
発言を正確に見れば、ゼレンスキーがポーランドに着弾したミサイルを「ロシアのミサイル」だと改めて断言した事実はありません。https://t.co/WHVXNXpvjw
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) November 17, 2022
ウクライナの防空ミサイルがポーランドの村に墜落したことについて、ハンガリーのゲルゲリー・ゴーラ・ゴーヤス首相は、「ポーランド東部のミサイル攻撃はウクライナ人に責任があるのに、ロシアを非難したウクライナ大統領の行動は無責任だと証明した」とコメントしている。(続く) pic.twitter.com/aV9N3xfjVT
— Акичка (@4mYeeFHhA6H1OnF) November 17, 2022
ポーランドのドゥダ大統領自ら現場を訪れ、辺りは物々しい雰囲気に包まれました。
🚀🇺🇦
住民
「5メートルくらいの間隔に、連続でミサイルが落ちました」
「みんなショックを受けています。誰もこんなことを想像していませんでした」ミサイル2発もポーランドに落ちたのか🤕
1発なら事故で済むけど‥— ビ○クマ○クがまた小さくなったよ🍟🍔 (@kobanbanbanban) November 19, 2022
最初の「すわ、ロシアのミサイルがポーランドに着弾か」「NATO集団防衛体制発動!」「第三次大戦だ!!」って空気と、今の「どうやらウクライナの迎撃ミサイルだったらしい」「攻撃の意図はないよね」「不幸な事故だ」っていう雰囲気のあまりの差に、普段の行いと国際情勢を味方につける重要性を感じる
— ぱらみり(公式療養修了者) (@paramilipic) November 16, 2022
ポーランドへのミサイル着弾の件、
①露の意図的な攻撃
②露のミス
③ウの迎撃弾のミス
④露の意図的攻撃+ウ迎撃
⑤露のミス+ウ迎撃
ーー②の場合露はエスカレーションを避けるため、③の場合はポ・NATOとの関係維持のためミスを認めることが重要。ポ配備のミサイル防衛のレーダー情報があるのか。— Michito Tsuruoka / 鶴岡路人 (@MichitoTsuruoka) November 15, 2022
そもそもロシアが巡航ミサイルを発射しなければウクライナが迎撃戦闘sする必要が無かったので原因はロシアにもあるのは確かなのだけど、ミサイルの着弾でポーランド人が2名死亡した責任はウクライナにあるので補償と謝罪はちゃんとウクライナがしなさいよという話に。
— JSF (@rockfish31) November 16, 2022
日本人はポーランドへのミサイル着弾報道から何を学び、何を感じ取ったのだろう。
偏向的な思い込みに支配され、視野狭窄に陥った報道機関の危うさに気づいたのだろうか?
曲り間違えれば第三次世界大戦へと突き進むこともあり得る事件だけに、日本人は立ち止まって自省すべきだ。
以下連続ツイート①— 北林あずみ (@kitabayasiazumi) November 16, 2022
初期情報ですが、私も基本的にはこのように考えています。
これが確定的である場合、ウクライナの今後の対応は極めて重要です。ウクライナだけが認めない場合、同国はかえって米欧諸国からの支援(とくに心理面での支援)の継続を危険に晒し、自らを窮地に追い込みかねません。https://t.co/cHaXkgaDsL— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) November 16, 2022
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