アメリカのニューヨークを拠点とするシグネチャーバンクが閉鎖となりました。
シグネチャーバンクは全米29位の銀行で、預金の総額は約885億9000万ドルとなっています。
先日に経営破綻したシリコンバレーバンク(SVB)の影響を受けたもので、この数日間で預金流出が大幅に拡大したことが原因だとされていました。
アメリカ財務省と米連邦準備理事会(FRB)、それに米連邦預金保険公社(FDIC)が緊急の共同声明を発表し、全ての預金者を完全に保護すると言及。
これまで預金の9割が保護の対象外だとされていましたが、信用不安の拡大を警戒して、アメリカ政府が全額保護を決定した流れです。
ただ、市場の動揺は収まっておらず、そもそも金利上昇が原因となって発生した経営破綻だけに、シリコンバレーバンクやシグネチャーバンク以外にも信用不安が連鎖的に拡大する可能性も浮上しています。
為替や株式市場も乱高下が激しく、しばらくはアメリカの金融市場を中心として、世界経済が大きく揺れ動く局面に入りそうです。
米財務省など「シリコンバレー銀行の預金、完全保護」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN130AL0T10C23A3000000/
【ワシントン=高見浩輔】米財務省と米連邦準備理事会(FRB)、米連邦預金保険公社(FDIC)は12日、米銀シリコンバレーバンク(SVB)の破綻について共同声明を公表した。イエレン米財務長官はFDICがすべての預金者を完全に保護する方法で破綻処理を完了するための措置を承認したと表明した。
米規制当局、シグネチャーバンク閉鎖 預金者救済へ
https://jp.reuters.com/article/global-banks-signature-idJPKBN2VE0J5
[12日 ロイター] – 米ニューヨーク州金融サービス局は12日、ニューヨークを拠点とするシグネチャーバンクを閉鎖し、米連邦預金保険公社(FDIC)を管財人に任命したと発表した。米銀の破綻は、過去数日で2行目となる。
当局によると、シグネチャーバンクの預金残高は昨年12月31日時点で約885億9000万ドル。
NEW:
*Signature Bank has been closed
*All depositors of Silicon Valley Bank and Signature Bank will be fully protected
*Shareholders and certain unsecured debtholders will not be protected
*New Fed 13(3) facility announced with $25 billion from ESF to backstop bank deposits pic.twitter.com/LKipIRMg1T
— Nick Timiraos (@NickTimiraos) March 12, 2023
連鎖爆発した地銀のシグネチャーバンクも閉鎖だけど破綻したSVB同様に預金が全額保護されるのか。 https://t.co/mZBqkLzc3T
— みけ3(感度3000倍に改造された) (@mikeneko0719) March 12, 2023
SVBに続き、シグネチャーバンクも閉鎖。
金融システム不安に波及させないため、米国の金融当局はまず、預金の全額保護を決定。
また、FRBは金融機関の適格担保を受け入れて最長1年の資金を貸し出す制度を創設。
SVBの売却手続きも進行中。
豪株市場は下落して始まったものの、パニックは回避か。
— 嶋津洋樹 (@hiroki_shimazu) March 12, 2023
アメリカはSVBの破綻に関連して預金保護については中央銀行が関与する形で実質的に全額保護する方針を発表。
これは今回の事案だけでなく、世界中の資産家/企業がどこで資産を持っておくかの判断に大きな影響を与える可能性がありますね。
1/— FX Uki (@7shou7kin) March 12, 2023
預金者全額保護、流石です!!! https://t.co/Pt4vpYbVZm
— MIK🔑(FREE,OWN) (@love_dener) March 12, 2023
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