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日銀の植田新総裁が就任会見!大規模緩和策の維持表明、市場は円売りで反応!黒田氏の尻拭いで出口戦略や利上げなどの判断山積み


4月9日に日本銀行の植田和男新総裁が記者会見を行い、黒田総裁の大規模な金融緩和を引き続き維持すると表明しました。

植田新総裁は黒田総裁の路線を見直し表明するのではないかと市場に期待されていましたが、改めて金融緩和路線の維持を表明したことで一気に円売りが強まり、1ドル131円台から133円台まで変動。
全体的に円安・物価上昇の路線が強まったと言え、とりあえずは現状維持の政策が決定された形です。

記者会見で植田新総裁は「現状の経済、物価、金融情勢を鑑みると継続するということが適当であると考えている」「物価の安定の達成は積年の課題だ。これまでの経験を生かして物価の安定の達成というミッションの総仕上げに向けて理論、実務の両面で全力で貢献してまいりたい」などと述べ、物価の安定目標が最優先課題になると強調していました。

その上で、現在の物価に関してもインフレ率がまだ2%に達していないとして、インフレ率2%が大きな目安になるとの考えを示しています。

また、アメリカのSVB(シリコンバレー銀行)経営破綻を発端とする欧米の信用不安については、「現時点で、我が国経済に大きな影響を与えるとは見ていない。ただ市場における不透明感・不安感が完全に払拭された状況にはないと考えているので今後の状況をしっかり注意していく」とコメントし、引き続き状況を注視するとしていました。

新しい総裁となった植田氏はいわゆる学者タイプの人物だと言われ、数字やデータを重視して政策を決めることが多いのではないかと見られています。
それだけに黒田総裁のようなパフォーマンス的な政策は避ける可能性が高く、これからは金融緩和の出口戦略をどのような形で打ち出すのかに注目が集まることになるでしょう。

 

【詳しく】日銀 植田新総裁会見「金融緩和策 継続が適当だ」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230410/k10014034191000.html

日銀の植田和男新総裁が10日、就任の記者会見を開き、今の大規模な金融緩和策について「継続することが適当だ」と述べ、当面、政策の枠組みの修正は考えていないという認識を示しました。
この中で植田新総裁は、「物価の安定の達成は積年の課題だ。これまでの経験を生かして物価の安定の達成というミッションの総仕上げに向けて理論、実務の両面で全力で貢献してまいりたい」と抱負を語りました

 

 

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