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Jアラートは危機感を煽るだけ?与党議員からも精度向上や検証を求める声!着弾地点予想に大きなズレ 過去にも問題ばかり


4月13日に北朝鮮が発射したミサイルに合わせて発表されたJアラート(全国瞬時警報システム)について、専門家や与野党の議員から再検証や精度向上を求める声が相次いでいます。
当初は北海道の南東部に着弾すると政府は予想し、北海道全域にJアラートを発令して避難情報を発表。

このJアラートによって通勤時間だった北海道の全域で交通機関は一時緊急停止、鉄道などが各地で止まって6万5000人以上に大きな影響が出ました。

しかしながら、北朝鮮のミサイルは日本の領域内にすら入っておらず、実際の落下地点は数百キロも離れた場所となっています。

松野官房長官は「結果的に領域への落下の可能性はなくなったことが確認されたが、Jアラートの役割にかんがみれば、発出の判断そのものは適切だったと考えている」と述べ、岸田首相と同じようにJアラートの発令は問題なかったと強調。

ただ、着弾しなかったミサイルで混乱状態になった事実もあり、Jアラートの検証や精度向上を求める声が飛び交っています。
実は岸田政権に発表されたJアラート、過去にも重大なトラブルやミスを起こしていました。

その代表例が無関係のエリアに発出したり、そもそもミサイルの時間に遅れて発表されたケースで、両方とも実戦ならば多くの犠牲者が出ていたことになります。
今回のも場所が大きくズレていたわけで、何故ここまで精度がブレているのか、改めてJアラートの必要性を含めて検証するべきだと言えるでしょう。

 

政府のJアラート 与野党から検証や改善を指摘する声
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230414/k10014038081000.html

13日の北朝鮮の弾道ミサイルの発射をめぐり、政府は北海道周辺を対象にJアラートを出しましたが、その後、訂正情報を発表しました。与野党からは、国民に混乱が生じたとして検証や改善の必要性を指摘する声があり、政府は今後、対応を求められることになりそうです。

Jアラート 「空振り」恐れず速報性重視を 福田充・日本大危機管理学部教授
https://www.sankei.com/article/20230413-YO2GNV46IJOGZAHJQ6GG3OQKSE/

北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けた全国瞬時警報システム(Jアラート)を巡り、発令後の情報の訂正など混乱が相次いでいる。現状と今後求められる対応について、福田充・日本大危機管理学部教授に聞いた。(聞き手 大竹直樹)
「空振り三振」はいいが、「見逃し三振」をしてはいけないというのが危機管理の鉄則だ。政府は北朝鮮の弾道ミサイルが北海道周辺に落下する恐れがあるとしてJアラートを発令したが、後に可能性がなくなったとして情報を訂正した。ある程度の空振りはあり得るということを国民もメディアも理解しなければならない。

 

 

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