*提供:厚生労働省
来月8日から新型コロナウイルスの法律上の位置づけを季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを政府が正式決定しました。
4月27日に厚生労働省は感染状況と変異株の状況から新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを引き下げることで一致し、加藤厚生労働大臣が会見で5類への移行を発表。
具体的には行政機関からの入院勧告がなくなり、本人や濃厚接触者の外出制限も廃止となる見通しで、合わせて各種検査・治療薬等の費用で負担区分に応じた自己負担が発生するようになります。
3割負担だと3000円から4000円程度で、さらには入院調整のシステムが無くなることから、重点医療機関の受入確保病床数は半減するとのことです。
ただし、あくまでも季節性インフルエンザと同等以上の危険性があるとして、引き続き公共の場や医療機関でのマスク着用は推奨され、感染状況によっては5類の基準を見直すこともあり得るとしています。
特に受け入れ病床数や調整システムを廃止する影響は大きく、次の感染爆発が発生した場合、医療機関の対応が困難になる可能性が高いです。
新型コロナ 5月8日に「5類移行」正式決定 厚生労働省
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230427/k10014050841000.html
新型コロナの感染症法上の位置づけについて、厚生労働省は、5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行することを正式に決定しました。
新型コロナの感染症法上の位置づけについて厚生労働省は27日、専門家による部会で現在の感染状況や変異株の状況などを踏まえ、5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へ移行することを最終的に了承しました。
そして、加藤厚生労働大臣が会見で5類への移行を正式に公表しました
新型コロナの感染症法上の位置づけについて、厚生労働省は、5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行することを正式に決定しました。
医療費の窓口負担については、検査や陽性が判明したあとの外来診療の費用が自己負担に見直されます。https://t.co/FV6XgEWqFM#nhk_video pic.twitter.com/2AR6BH7VFF
— NHKニュース (@nhk_news) April 27, 2023
【厚労省部会】新型コロナの5類移行を了承 5月8日からhttps://t.co/EUhR9wlGM9
5類に移行すれば、緊急事態宣言などができなくなり、患者らに外出自粛を要請する明確な法的根拠がなくなる。また外来・入院での検査や治療は、原則として患者の自己負担が生じる通常の保険診療に切り替わる。
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 27, 2023
新型コロナが季節性インフルエンザと同じ5類になることが正式決定されました
感染症法上の位置づけが5月8日に移行されます
✅入院調整は原則医療機関の間で
✅検査や陽性判明後の外来診療費用が自己負担に
✅外出や営業の自粛要請は法的根拠なくなるhttps://t.co/981u6202k6— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) April 27, 2023
【5類への変更について】
ゴールデンウィーク明けの5月8日に新型コロナウイルス感染症は新型インフルエンザ等特別措置法下から5類へ変更されます。移行に伴う特例措置なども定められたため、あらためて、変更点をリプライにまとめていきます(主に宮城県の方針です)。— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【1.入院について】
宮城県では行政による入院調整のシステムがなくなります。重点医療機関の受入確保病床数は622(重症55)→347床(重症21)にほぼ半減します。重点医療機関以外の医療機関で677床を確保しますが、中等症Ⅱ以上への対応が困難なところが多いです。— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【2.発熱外来について】
幅広い医療機関で対応可能とする方針になっていますが、スペースや動線、人員の確保が難しいクリニック等では対応が困難です。開業医へのアンケート調査では、「発熱対応を現在行っていない開業医」のうち「5類変更後は発熱対応する」と回答したのは約1割に留まっています。— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【3.受診相談について】
受診相談センターと体調悪化時の相談については機能を統合して「受診情報センター」として継続されます。— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【4.検査・治療費について】
各種検査・治療薬等の費用で負担区分に応じた自己負担が発生するようになります(3割で3000~4000円台)。高額な抗ウイルス薬は特例で公費負担(無料)ですが、9月末までであり、それ以降は3割負担で万単位の自己負担が発生します。— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【5.入院費について】
コロナによる入院費用も負担区分に応じた原則自己負担が発生します。ただし、激変緩和措置として9月末までは最大2万円の補助が出ます。— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【6.療養/待機】
感染者の自宅/宿泊療養、濃厚接触者の待機の要請がなくなりますので、市中での感染者との接触機会が増える可能性があります。また、宿泊療養施設は終了となり、これは同時に急激な病状悪化時の早期医療対応が可能な体制がなくなることを意味します。— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【8.濃厚接触者】
コロナの濃厚接触者の外出制限はなくなり個人判断となりますが、目安として以下の内容に注意することが推奨されます。最終接触日を0日として5日間は自身の体調に注意すること。7日目まで発症のリスクがあり、その間はマスクを着用し、高齢者等ハイリスク者との接触を避ける。
— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
【9.統計情報公表】
毎日感染者数の全数報告するシステムから週1回(翌週木曜日)に定点あたりの発生件数を公表するシステムに変更します。このため流行から1週間ほどのタイムラグが発生します。ゲノム解析結果公表は宮城県は週1回、仙台市は随時で、これは頻度としてこれまでとあまり変わりません
— 宮城県新型コロナウイルス情報 (@MiyagiCorona) April 27, 2023
2023年5月8日(月)から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類へ移行することに先立ちまして、今後開催される、ブシロードグループ主催のライブ・舞台・イベント・興行に関して、お客様のマスク着用を順次任意とすることを発表いたします。
詳細はブシロード公式HPをご覧ください。…
— ブシロード公式 (@bushi_PR) April 21, 2023
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