5月20日午前に地球で強い太陽風の接触と磁気嵐を観測しました。
この太陽風は数日前に発生したCME(コロナ質量放出)やMクラス太陽フレアで、5月19日深夜から地球の各地で大きな乱れを捉えています。
日本においても気象庁の地磁気観測所で磁気嵐の乱れを確認しており、しばらくは磁気嵐が継続することになりそうです。
また、5月18日からの2日間で計10回のMクラス太陽フレアが発生し、太陽全体の活動がかなり強まっています。
さらには黒点の塊である「3211群」の出現も観測され、ここから追加の太陽フレアやCMEが発生することになるかもしれません。
今年は太陽活動が非常に活発であり、引き続き太陽風には警戒が必要です。
*太陽風が地球に接触すると地震や噴火が増えるので注意
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
Magnetic Summary plots – Last 24 hours
https://geomag.nrcan.gc.ca/plot-tracee/ssp-1-en.php
気象庁 地磁気観測所
http://www.kakioka-jma.go.jp/
2023/ 5/19 13:46 更新
3311黒点群で、M5.3、M4.5などの中規模フレアが多数発生しています。担当 篠原
太陽の北東(左上)に現れた黒点は、3311群と番号が付けられました。
昨日の午後以降活動が強まり、
18日15時(世界時18日6時)にM1.0、
18日16時(世界時18日7時)にM1.2、
18日20時半(世界時18日11時半)にM2.2、
18日21時半(世界時18日12時半)にM1.6、
19日5時(世界時18日20時)にM3.8、
19日6時半(世界時18日21時半)にM4.5、
19日9時半(世界時19日0時半)にM5.3、
19日12時(世界時19日3時)にM1.6と、
次々に中規模フレアを起こしています。
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