*東電
8月24日に日本政府が福島第一原子力発電所の処理水放出を正式に実施したことを受けて、中国が日本の水産物の輸入を全面禁止すると発表しました。
中国側は日本の処理水放出に懸念を表明した上で、福島の『核汚染水』が食品の安全に対してもたらす放射性物質による汚染のリスクを全面的に防いで中国の消費者の健康を守り、輸入食品の安全を確保する」と言及。
福島の放射能汚染された処理水が海洋汚染を拡大させるリスクがあるとして、中国人の健康と輸入食品の安全確保の面から日本の水産物は輸入を制限するとしています。
すでに今年7月から中国は日本からの水産物を制限していましたが、日本の全てを対象にした輸入制限は異例です。
また、マーシャル諸島など太平洋の島しょ国からも処理水の海洋放出に懸念の声が相次ぎ、マーシャル諸島の国会は今年3月に海洋放出への重大な懸念を表明しています。
日本政府の説明が遅いとの声もあり、これから諸外国の批判や反発も強まることになるかもしれません。
中国 日本の水産物の輸入全面停止 処理水放出受け
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230824/k10014172691000.html
福島第一原子力発電所にたまるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について、東京電力が基準を下回る濃度に薄めた上で海への放出を始めたことを受けて、中国の税関当局は、日本を原産地とする水産物の輸入を24日から全面的に停止すると発表しました。
中国の税関当局は、発表の中で「福島の『核汚染水』が食品の安全に対してもたらす放射性物質による汚染のリスクを全面的に防いで中国の消費者の健康を守り、輸入食品の安全を確保する」として日本を原産地とする水産物の輸入を24日から全面的に停止すると明らかにしました。
処理水放出、太平洋島しょ国が怒り 背景に核や戦争、大国の犠牲になってきた歴史
https://www.tokyo-np.co.jp/article/272113
24日にも始まる東京電力福島第一原発事故の処理水放出に、マーシャル諸島など太平洋の島しょ国から懸念の声が上がっている。遠く離れた海の向こうの人々が異議を申し立てた背景には、戦前の日本統治や米国の核実験など大国の犠牲になってきた歴史の記憶があるという。現地を訪れている明星大の竹峰誠一郎教授(46)に、住民の思いを尋ねた。(曽田晋太郎、安藤恭子)
福島第一原発からの処理水放出に、マーシャル諸島などから懸念の声が上がっています。
背景には、戦前の日本統治や米国の核実験など大国の犠牲になってきた歴史の記憶があるといいます。現地を訪れている大学教授に話を聞きました。
東京新聞 TOKYO Web https://t.co/rEVE6U6xEv
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) August 24, 2023
北京の日本大使館が在留邦人に注意喚起 処理水放出受け「不測の事態排除できない」https://t.co/oNCd8FvFlV
中国のSNSでは「われわれは団結して日本をボイコットする必要がある」「日本は代償を払うことになる」といった投稿が並んでいる。
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 24, 2023
「処理水」は牧野氏の2019年の記事の指摘によると「ALPS不完全処理水」。。こんな状況での放出は、不安しかない
議論再燃。「処理水海洋放出」は何がまずいのか? 科学的ファクトに基づき論点を整理する
工学博士・牧田寛氏… pic.twitter.com/3JRwU4JVzY
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) August 23, 2023
「トリチュウム水というと入っているのはトリチウムだけと勘違いしてしまうんです。#非常に悪質なプロパガンダ です。処理水、トリチウム水何と呼ぼうが #汚染水 です。」#汚染水の海洋放出に反対します #汚染水海洋廃棄に反対します #汚染水を海に流すな #STOP放射性汚染水海洋放出 pic.twitter.com/shzOmSChrL
— 柚子姫@れいわ推し🐾 (@pDyvhzFJAIAJe90) August 23, 2023
日刊ゲンダイ連載中のコラムです。
汚染処理水海洋放出は国際的愚行。 pic.twitter.com/56FAljuNsQ
— ラサール石井 (@bwkZhVxTlWNLSxd) August 24, 2023
なお、地元の漁師さんは良識ある模様
>中国は福島第一原発の処理水の海洋放出に反発しているが、漁師たちから異論もあがっている。
漁船の船長:
私たちの海の方が最も汚染されている。自分たちのことが処理できないのに、日本にまで口を出すなんて。https://t.co/lXEhzZ5wr6— 富山山田富山 (@butanikusukiyan) August 24, 2023
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