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東電「放射能廃液、飛散した量は数十倍でした」 福島第一原発の作業員被ばくで上方修正 2人は退院と発表


*東電
今月25日に福島第一原発の作業員らが処理設備の洗浄中に汚染された廃液を浴びた問題で、飛散した廃液の量が当初発表の数十倍もあったことが分かりました。

NHKの記事によると、これは作業員の聞き取り調査で発覚したもので、東京電力は当初、飛散した廃液の量をおよそ100ミリリットルと公表していましたが、作業員たちの証言や床の痕跡などから少なくとも10倍以上の廃液だったと報告。
この事故で20代と40代の作業員2人が放射能被ばく状態になったと見られ、先日まで医療機関に入院して体の除染治療を続けていました。

既に作業員らは退院済みだとしていますが、土屋品子復興相は「報道で知った」とコメントし、東電や原子力関連機関から政府への報告が無かったともしています。
東電側が意図的に事故の情報開示を避けた可能性も否定できず、かつての東日本大震災での対応を考えると、東電の本質的な部分は何も変わっていないと見たほうが良さそうです。

 

福島第一原発 廃液かかるトラブル“飛散した量 公表の数十倍”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231030/k10014242421000.html

福島第一原発にある汚染水の処理設備を洗浄していた作業員に放射性物質を含む廃液がかかったトラブルで、東京電力は当初、飛散した廃液の量をおよそ100ミリリットルと公表していましたが、実際にはその数十倍に上るとみられることが、作業員への聞き取りなどから新たに分かりました。

10月25日、福島第一原発にある汚染水の処理設備で行われていた配管の洗浄作業中に、放射性物質を含む廃液をタンクに流すホースが外れて作業員に廃液がかかり、いずれも監視役だった20代と40代の男性に汚染が確認され、入院して除染を続けていました。

 

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