*宮内庁
岸田文雄首相が令和6年の年頭に当たって所感を発表しましたが、その内容は自身の保身や政権維持のための経済政策アピールばかりが目立っていました。
岸田首相は所感の中で、「先頭に立って国民の信頼回復に全力を尽くす」と述べ、自民党派閥の政治資金パーティー問題で国民の信頼を回復させるためにあらゆる対応を行うと強調。
また、賃上げによる経済回復が大きな目標にあるとして、「デフレ心理とコストカットの縮み志向から完全に脱却する年にしたい。物価上昇を上回る賃上げを必ず達成しなければならない」とも語っていました。
経済政策と政治資金問題に関するコメントが多く、他の部分だと世界情勢や日本の外交対応に対する発言があったところです。
これに対して天皇陛下が発表した新年の挨拶には、「困難を抱えている人々のことを案じています。その一方で、助けを必要としている人々のために、様々な活動に地道に取り組んでいる人も多いことを心強く思うとともに、そのような支援の輪が広がっていくことを願っています」と書いてあり、物価上昇や災害で困窮している国民へのお言葉が非常に多かったです。
そして、最後の文書にも「今年も、人々がお互いを思いやりながら支え合うことを願い、新しい年が、我が国と世界の人々にとって、明るい希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」とつづられ、政権の保身が目立った岸田首相との差が見られたとして、天皇陛下の年初挨拶に多くの人たちから共感と感謝の声が相次いでいます。
岸田首相 年頭の所感 “政治資金問題 国民の信頼回復に全力”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240101/k10014304401000.html
岸田総理大臣と衆参両院の議長は、令和6年の年頭に当たって所感を発表しました。
この中で、岸田総理大臣は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について、先頭に立って国民の信頼回復に全力を尽くす決意を強調しています。
天皇陛下「希望を持って歩める年に」新年にあたって文書で感想
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240101/k10014304061000.html
天皇陛下は、新年にあたって文書で感想を寄せ、全国で相次いだ災害のほか世界各地で起きている戦争や紛争に触れたうえで、「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、明るい希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」と述べられました。
天皇陛下は、新年にあたって文書で感想を寄せ、去年も全国で災害などが相次いだほか、物価上昇などで苦労した人が多かったとしたうえで、「困難を抱えている人々のことを案じています。その一方で、助けを必要としている人々のために、様々な活動に地道に取り組んでいる人も多いことを心強く思うとともに、そのような支援の輪が広がっていくことを願っています」と述べられました。
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