5月3日に観測した最大級のX1.6太陽フレアをキッカケにして、その後も5月4日にM9.1やM4.5、M2.4のMクラス太陽フレアを複数観測。
今日も午前中からM9.1やM8.4など最大級Xクラスに匹敵(X=M10 )するような規模の太陽フレアが多数発生しています。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の予測情報によると、5月5日夜にも太陽フレアの第一波が地球と接触する見通しで、かなり強い乱れが予想されるとのことです。
Xクラスの太陽フレアは数ヶ月に一度程度で、現在は10年に1度レベルの非常に太陽活動が活発な時期に入ってます。
巨大な黒点群の姿も観測されており、さらなる大型太陽フレアが連続発生する恐れがあるとして、NASAや宇宙天気ニュースは警戒を呼びかけているところです。
*太陽フレアが地球に接触すると、インターネットの通信障害や電波異常、電子機器の故障が増え、地震や噴火の頻度も高止まりするので注意を。
NASA太陽フレア進路予測
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
2024/ 5/ 5 09:53 更新
3663黒点群でMクラスのフレアが続いています。太陽風は低速になっています。担当 篠原
太陽の中心部北西側(右上)の3663黒点群で、
Mクラスの中規模フレアの発生が続いています。
昨日の午後、4日15時(世界時4日6時)にM9.1、
4日16時(世界時4日7時)にM1.5、
今日未明、5日3時(世界時4日18時)にM1.3、
今朝、5日7時半(世界時4日22時半)にM3.2、
そして、5日8時半(世界時4日23時半)にM9.0です。昨日の午後と今朝の活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。3663群では、
Cクラスの小規模フレアも多数発生しています。
引き続き注目してください。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
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