*太陽フレア
5月3日に最大規模Xクラスの太陽フレアが観測されましたが、5月5日もXクラスの太陽フレアが1日で2回も発生しました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、5月5日は14時から21時の間にX1.3とX1.2の大規模フレアが観測され、さらにMクラスの中規模な太陽フレアも7回ほど発生したとのことです。
普段はMクラスですら1日1回起きるかどうか程度の頻度で、Xクラスが5月3日も含めて1週間で3回も観測されたのは異例中の異例だと言えます。
すでに第一波の太陽風が地球と接触で、5月6日早朝から非常に強い乱れを北米や日本などの観測所で確認しているところです。
5月5日のXフレアは数日ほど遅れて地球と接触する可能性があり、これから3~4日程度は太陽風の乱れに警戒してください。
今回は複数の大型フレアが同時多発しているため、相乗効果で予想以上に影響が拡大する恐れがあると言え、地震や噴火のような誘発災害から、通信障害や電子機器の故障にも注意が必要です。
NASA太陽フレア進路予測
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
2024/ 5/ 6 10:11 更新
Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。担当 篠原
昨日のニュース以降も3663黒点群の活発な活動は続き、
5日15時(世界時5日6時)にX1.3、
5日20時半(世界時5日11時半)にX1.2と、
Xクラスの大規模フレアが2回。
その前後に、M8.4、M1.3、M7.4、M1.3、M2.2、M1.3と、
中規模フレアも多く発生しています。2つのXフレアの様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。X線グラフを見ると、フレアの規模は次第に下がっています。
この後、3663群の活動は落ち着くのか、
しばらく休んで再び高まるのか、
引き続き注目してください。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
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