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観測史上最多の大規模太陽フレア、国立天文台が観測映像公開!猛烈な爆発で真っ白に!過去10年間で最も活発化 来年に極大期へ


国立天文台が今月に発生した猛烈な太陽フレアの観測映像を公開しました。

この観測映像は太陽観測衛星「ひので」などで撮影されたもので、5月11日に発生したX5.8太陽フレアを撮影した映像だと、猛烈な爆発によって画面が真っ白に白飛びするほどの勢いとなっています。
合わせて東京・三鷹市の太陽フレア望遠鏡がモートン(Moreton)波と呼ばれる現象を捉えたとも報告し、フレアによる衝撃波が広がることで彩層を上下に運動させている場面が確認されました。

太陽フレアの強さはBから最上級のXまで4段階に評価が分類されており、今月は最大級のXクラスが10回以上も発生。観測史上最多となる頻度で、その規模も7年ぶりのサイズでした。
今回の太陽フレアが世界各地でオーロラ現象を引き起こし、猛烈な磁気嵐を誘発させたもので、今後も1~2年は太陽活動が猛烈な極大期の期間が続く見通しです。

特に来年の2025年は太陽活動が過去最大級に強まると予想され、今月よりもさらに多数の太陽フレアが発生する恐れがあります。
総務省が注意情報を出すほどで、太陽フレアの規模によってはテレビや携帯電話(スマートフォン)、緊急通報のような生活インフラに直結する電子機器もすべて使えなくなる可能性があり、専門家が太陽活動の推移を注意深く見守っているところです。

 

2024年5月に連続発生したXフレア
https://hinode.nao.ac.jp/news/topics/x_flare_202405/


2024年5月11日(土)夜から12日(日)明け方にかけて、日本各地でオーロラが観測されるという珍しい現象がありました。一連の現象は太陽表面で連続して発生した爆発現象「太陽フレア」に起因するものです。太陽は11年周期で活動しており、現在は極大期に向かって活発さを増しています。国立天文台 太陽観測科学プロジェクトでは、太陽観測衛星「ひので」、三鷹地上観測、野辺山強度偏波計などの観測施設で太陽を定常観測しています。今回は5月3日、5日、8日、11日に発生した4回のXクラスフレア(注 1)を観測することができました。

 

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