岩手山で噴火の兆候、気象台が現地調査へ！山の膨張を示す地殻変動を観測「火山活動が高まっている可能性」

＊岩手山
岩手県の岩手山で噴火の兆候が見られるとして、仙台管区気象台が現地に職員を派遣して詳細な内容を調査すると発表しました。

気象台の発表によると、今年2月頃から岩手山では山の膨張を示す地殻変動が観測され、8月までの変動量がかつて岩手山の火山活動が活発化した1998年の観測データと同じ規模まで拡大しているとのことです。
さらには今年の5月頃から微弱な火山性地震も増えているとして、気象台は現地に職員を派遣して詳細な調査を実施すると明らかにしました。

今の時点では噴火警戒レベルを維持となっていますが、火山性地震の増加や火山性ガスの増加など噴火の兆候があった場合、警戒レベルを見直す可能性もあるとされています。
突発的な噴火にも警戒が必要で、岩手山周囲の住民は引き続き続報に注意してください。

岩手山“火山活動高まっている可能性”気象台が臨時の解説情報
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240821/k10014554631000.html

岩手県の岩手山で山の膨張を示す地殻変動が観測され、気象台は火山活動が高まっている可能性があるとして、21日昼前、臨時の解説情報を発表し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
仙台管区気象台によりますと、岩手県の岩手山ではことし2月ごろから山の膨張を示す地殻変動が観測されていて、8月までの変動量は、岩手山の火山活動が活発化した1998年の活動初期に観測されたものと同じ規模に達しているということです。

【気象台が岩手山を現地調査】
仙台管区気象台は、火山活動が高まっている可能性があるとして、より精密な調査を行うため、２２日、岩手山に職員を派遣しました。
調査は、地表と火山ガスの噴気の温度を測定したり、沢の水質などを調べたりするということです。https://t.co/GyiA26gWU6
— NHK盛岡放送局 (@nhk_morioka) August 22, 2024

＜岩手山で火山活動活発化の兆し＞
岩手山で山体膨張を示す地殻変動が観測され、21日(水)11時に仙台管区気象台は臨時の解説情報を発表しました。
今後の活動状況により、噴火警戒レベル引き上げの可能性があり注意が必要です。https://t.co/kv9lSrFawp pic.twitter.com/dYXMyoIHkf
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 21, 2024