*気象庁より
群馬県にある草津白根山で噴火のリスクが残っているとして、今月下旬から予定していた立ち入り禁止措置の緩和を中止すると地元の草津町が発表しました。
草津町の公式ホームページによると、気象庁の観測情報で今年5月下旬ごろから「湯釜」付近で火山性地震がやや増加しているとした上で、6月頃からは緩やかな地殻変動が始まっている可能性があると言及。
そのような背景から草津町は安全性を考慮し、今月下旬から予定していた立ち入り禁止措置の緩和を中止すると決定しました。
火山活動が高まった2009年から立ち入り禁止措置が継続中で、今月11日に予定していた避難訓練も中止になったと報じられています。
日本全体で火山活動が強まっている傾向が見られ、先日も鹿児島県の桜島などで多数の爆発現象が観測されていました。
草津白根山(湯釜付近)中央登山道の限定再開通の中止について
https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1725856471585/index.html
1.火山活動の状況
白根山(湯釜付近)では、5月下旬以降、火山性地震がやや増加しています。
水釜北東で実施している多成分火山ガス装置による観測では、6月頃から噴気の化学成分比に活発化を示す変化が認められます。
傾斜計による観測でも、6月頃から湯釜付近の地下浅部を膨張源とする緩やかな地殻変動が始まっている可能性があります。2.防災上の警戒事項等
湯釜火口から概ね500mの範囲では、ごく小規模な火山灰等の噴出の可能性があります。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないで下さい。
また、湯釜火口周辺では火山ガスの噴出がみられ、その周辺のくぼ地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留することがありますので注意してください。
群馬 草津白根山の湯釜登山道の立ち入り禁止措置の緩和を中止
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20240910/1060017994.html
草津白根山にある火口湖の「湯釜」に続く登山道について、地元の草津町は今月下旬から予定していた立ち入り禁止措置の緩和を中止すると発表しました。
草津白根山のうち、エメラルドグリーンの湖面で知られる火口湖「湯釜」につながる登山道について、草津町は火山活動が高まった2009年以降、立ち入り禁止にしています。
草津町は、火山活動が比較的落ち着いていたことなどから、規制を緩和し、今月下旬から来月末にかけて、監視員を同行させるなどの条件付きで、登山道を通行できるようにする予定でした。
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