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消えた米21万トン、ブローカー的業者が犯人?米先物取引の解放も影響か 政府の減反政策と異常気象で深刻化 「在庫は何処にもない」


政府が備蓄米の解放を決定しましたが、依然として消えた米21万トンの行方は分かっていません。

この消えた米21万トンはいわゆるブローカー的な業者が買い溜めているとも報道されており、昨年夏に開始された米の先物取引も影響しているのではないかと言われています。
米の先物取引が開始されたことで米を大量購入して値段を上げて、株式と同じように高値売買を狙っているということです。

しかしながら、実際に買い溜めをしている業者やブローカーの存在は噂止まりで、具体的な名前が出てきたことはありません。
経済学者・農政アナリストの山下一仁氏(元農水官僚)はメディア取材で今回の米不足について、根本的な原因は政府による「減反政策」だと指摘。
1970年代に米の作付面積を制限する減反政策が導入され、それから半世紀も日本の米生産量は低下傾向となっていました。

そこに異常気象や日本食の需要拡大などが合わさった結果、2024年度は記録的な米不足になったと報告しています。
農林水産省もある種の高値を黙認しているところもあったとして、このような米不足は起きるべくして起きたと山下氏はまとめていました。

実際、米の動向調査を行っているメディアの報告でも一部の業者と見られる買い占め報道はありますが、そもそも業者の在庫も大部分が空っぽ状態だと伝えられています。
2024年の米騒動で在庫の先食いを行ったことがしわ寄せ的に米不足と価格高騰を誘発した形で、最初のキッカケは減反政策と異常気象で、その後追い的に一部業者が便乗して金稼ぎに走ったというのが真相なのかもしれません。

 

“消えた21万トン”放出でコメの「流通の停滞」解消なるか 備蓄米放出の背景に「官邸からの圧力」も
https://news.yahoo.co.jp/articles/92c2a532617733ded3a74ed2c03f9e98f447feb5

国内で保管されている100万トンの備蓄米のおよそ2割、茶碗にすると32億杯分を市場に放出すると発表。

農水省幹部
「農水省としては、価格を抑えるためという理由では出したくなかったんだけど、官邸からの圧力がすごかった」

だからコメの値段が下がらない、下げるつもりもない… JA農協のために備蓄米を利用する農水省の呆れた実態 「備蓄米の放出」を手放しで喜んではいけない
https://cigs.canon/article/20250210_8632.html

実は、8~9月に農林水産省が卸売業者に要請する前に、既にコメ業界は不足分を在庫の取り崩しで対応していた。その結果、2024年7月末の在庫は前年同期より40万トン少ない82万トンと近年にない低水準となっていた。この在庫減少分40万トンは前述した不足量と符合する。毎月の販売・流通量が45万トンだとすると、7月末の在庫は8~9月の端境期までのコメ消費を賄えない異常な事態だった。

“消えた21万トンのコメ”行方を調査 止まらない価格高騰…“ブローカー”的業者が参入か
https://news.ntv.co.jp/category/economy/29b2e60075c2463a9a8a4812c2fa40a0

 

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