新型コロナウイルス、政治、経済、地震、放射能、災害などを中心に様々な情報を提供しているサイトです!

福島第一原発、1時間あたり4.4シーベルトの土のう回収へ NHK「2時間ほど近くにいると死に至るレベル」


*東電
東京電力は福島第一原発の地下に残っている汚染土のうを明日にも回収すると発表しました。

NHKの記事によると、東京電力は原子炉建屋から溢れ出るおそれがあった汚染水を別の建物の地下に移し、その際に放射性物質を吸着させるために「ゼオライト」という物質や活性炭を含ませた土のうを投入。
これによって汚染水の多くが除去されるも、放射性物質を吸収した土のうは残ったままで、表面の放射線量は最大で1時間あたり4.4シーベルトを記録しているとのことです。

この数字は人が2時間ほど近くにいると死んでしまうほどの値で、東電はロボットを使って土のうやその中身を1か所に集め、ポンプで吸い上げて回収するとしています。
回収対象となる土のうだけでおよそ2850袋41トンにのぼり、一部は袋が破れて中身が水の中に散らばっていると報告されていました。
2027年度までに回収作業を完了させる計画で、回収後は特殊な保管容器に移すとしています。

依然として福島第一原発の収束計画は終了の見通しが立っておらず、溶けた核燃料の回収作業もこれから始まるところです。
それだけに、福島第一原発はまだ数十年単位で今のような状況が続くことになると思われ、完全収束には50年とも100年とも言われる膨大な時間が必要になるでしょう。

 

福島第一原発 極めて強い放射線出す土のう 21日にも回収開始へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250319/k10014754711000.html

東京電力は、福島第一原子力発電所の建物の地下に残されている、事故発生直後に放射性物質を吸着させるのに使った極めて強い放射線を出す土のうについて、21日にも回収作業を始めると発表しました。

福島第一原発では、14年前の事故発生直後、原子炉建屋からあふれるおそれがあった汚染水を、敷地内にある別の2つの建物の地下に移し、その際、放射性物質を吸着させるために「ゼオライト」という物質や活性炭を含む土のうが投入されました。

福島第1原発の高線量土のう、19日に回収着手 東京電力
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1897M0Y5A310C2000000/

回収作業は2つある建屋のうち、まず「高温焼却炉建屋」で始める。土のうの表面は放射線量が最高で毎時4.4シーベルトと高く、袋の表面が劣化して破れているため、ロボットがゼオライトや活性炭を建屋内の集積場所に集める。その後、集まったゼオライトや活性炭を別のロボットで回収し、金属製の保管容器に移す計画だ。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
\  SNSでみんなに教えよう! /
\  情報速報ドットコムの最新記事が届きます! /
情報速報ドットコムの最新記事が届きます!