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過去最長の「黒潮大蛇行」が終息へ!黒潮大蛇行と巨大地震の不気味な関係 終息で南海トラフ地震が発生か?


2017年8月から過去最長となる7年10ヶ月も続いていた「黒潮大蛇行」が遂に終息となりました。

黒潮大蛇行とは日本近海で「黒潮」の流れが大きく歪んで曲がってしまう現象のことで、紀伊半島から東海沖にかけて日本列島を大きく迂回するような形で歪んでいたことが観測されています。
この黒潮大蛇行は2017年頃から発生し、黒潮大蛇行によってシラス漁の不漁が長期化するなどの漁業にも深刻な影響が出ています。

しかしながら、今年に入ってその流れが変わり、気象庁が5月から海洋気象観測船「凌風丸」で黒潮の調査を実施したところ、「黒潮が大蛇行していない状況を確認した」と報告。
黒潮大蛇行は2025年から徐々に解消されていましたが、5月過ぎからはほぼ完全に黒潮大蛇行は解消されてしまったのです。

これまで一番長かった黒潮大蛇行は1975年8月から続いた4年8ヶ月で、それと比べても今回の8年近い長さは異常となっています。

黒潮大蛇行は地殻変動とも密接な関係があるとの説があり、過去の黒潮大蛇行も解消後に伊豆半島東方沖や千葉県北西部、三陸沖で大きな地震が観測されました。
特に注目したいのは1983年(昭和58年)に発生した日本海中部地震(Mt8.1Mw7.7)で、日本海全域に影響を与えるような大津波を発生させ、死者104人が報告された巨大地震となっています。
この地震が発生したのは黒潮大蛇行の終息後で、過去の記録からも黒潮大蛇行の解消後から数年間は地震活動の頻度が増えている傾向が見られました。

黒潮大蛇行と南海トラフ巨大地震の関連性を指摘する声もありますが、黒潮大蛇行のメカニズムが良く分かっておらず、東日本大震災前に観測されたようなスロースリップ現象(地盤の地すべり現象)や地殻変動、それに地熱の変化などが密接に相互作用を与えているとも言われています。
いずれにしても黒潮大蛇行の終息は日本近海の生態系を含め、自然環境に大きな影響を与えるのは間違いなく、これから天候を含めて様々な変化が目に見える形で表面化することになるでしょう。

 

気象庁 黒潮大蛇行が終息する兆し
https://www.jma.go.jp/jma/press/2505/09a/press_kuroshio_path.html

過去最長・7年継続の「黒潮大蛇行」が終息か? 漁業や気象への影響は
https://weathernews.jp/news/202505/130146/

気象庁は5月9日、紀伊半島から東海沖の黒潮大蛇行が5月8日現在みられなくなり、この状態が持続して大蛇行が終息する兆しがあると発表しました。

今回の黒潮大蛇行は2017年8月から過去最長7年9か月続いたもので、カツオやシラスなどの漁業や船舶の運航、気象など、私たちの生活への影響も見逃せません。

黒潮が「大蛇行していない」状況を確認 気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」が観測 紀伊半島から東海沖で
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8c4f4ec2566abf1e53b44bdafaa468176f30dd6

気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」が5月31日から6月1日にかけて黒潮を横断する観測を実施しました。その結果、現在「黒潮が大蛇行していない状況を確認した」と6月11日、気象庁が発表しました。

 

 

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黒潮大蛇行は南海トラフ地震の前兆か!?大蛇行解消で大地震との説 たつき諒の予言と類似性も 「25年は一年中冬と言っていい程寒い」
https://johosokuhou.com/2025/07/01/78006/

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