
*海上保安庁
中国軍ならびに中国海警局の活動が拡大しています。
今月6日に北海道と本州の間に位置する津軽海峡を中国海警局の船が2隻通過。
いずれの船も戦闘用の銃火器を備えた中国海警局の巡視船で、2隻とも過去に尖閣諸島の日本の領海に侵入していたと発表されています。
中国海警局は軍の傘下にある準軍事組織で、今回の移動は国際条約に基づき北太平洋での漁業監視や取り締まりを実施したものだとしていました。
有事の際には中国軍に組み込まれることも視野に入れている中国海警局、この数年間で大幅に軍備を拡大した中国軍の活動領域は急激に増えています。
今月19日にも南シナ海上空で中国の軍用機がオーストラリアの哨戒機のごく近くで光と熱を発する「フレア」を放出。
この事件はオーストラリア政府の非難声明も出ており、オーストラリアのP-8A哨戒機に損傷は無いとされていますが、重大な挑発行為だとしてオーストラリアの対中感情は悪化しています。
中国の報道官は「オーストラリアの哨戒機が中国領空に違法に侵入した」と主張するも、国際的に定められた領空ではないとして問題視されているところです。
2025年の時点で中国海軍が保有する艦艇数は370隻で、空母の数も3隻から6隻体制への拡大を目指しています。
アメリカ海軍に匹敵する大艦隊を保有していると言え、その数が増加すると同時に周辺諸国への進出も増大している情勢です。
中国軍は2040年を目標にして大軍拡を継続しており、今後も中国軍の活動は増えることが予想され、隣国である日本に対する圧力も強まっていくことになると思われます。
オーストラリア、中国軍機の「安全でない」動きを非難 フレア放出
https://www.bbc.com/japanese/articles/cx275edzk7jo
オーストラリアは20日、南シナ海上空で中国の軍用機が19日、自国の哨戒機の「ごく近く」で、光と熱を発する「フレア」を放出したと非難した。
豪国防省は20日の声明で、この「安全ではなく、プロにふさわしくない」動きについて、オーストラリア政府が中国政府に懸念を伝えたことを明らかにした。
オーストラリアのP-8A哨戒機に損傷はなく、搭乗していた兵士にも被害はなかった。
北海道と本州の間に位置する津軽海峡。今月6日、NNNのカメラはここを通過する2隻の中国船の姿をとらえました。
2隻は中国海警局に所属する船。船首の甲板には黒っぽいシートに包まれた武器のようなものが。これは機関砲とみられています。
中国海警局は軍の傘下にある準軍事組織です。最近では日本の尖閣諸島周辺にほぼ毎日展開。たびたび日本の領海に侵入し、ここは中国の領土・領海だとアピールし続けています。

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