今年の冬に記録的な大雪となった件について、気象庁は「ラニーニャ現象が原因」との見解を発表しました。気象庁によると、去年の秋頃から赤道付近の東太平洋で海面水温が平年より低くなる「ラニーニャ現象」が発生しており、普段とは異なる気流や海流の変化が観測されていたとのことです。
ラニーニャ現象によって北極の冷たい寒気が日本付近まで南下してきたと見られ、この寒さは今後も2月末頃まで停滞すると予想されています。
ラニーニャ現象は12年前にも発生していましたが、その時は日本の各地で記録的な大雪となりました。
平成29年12月以降、全国的に気温がしばしば低くなり、寒気の流入のピーク時には大雪となった所もありました。 この要因の一つとして、ラニーニャ現象の影響により、インドネシア付近の積雲対流活動が活発化して偏西風(亜熱帯ジェット気流)が蛇行し、日本付近に寒気が流れ込みやすくなっていたことが考えられます。
今後も、2月末にかけて北日本を中心に寒気が流れ込みやすい見込みです。引き続き、最新の気象情報に留意して下さい。
「ラニーニャ現象」の影響と気象庁分析 この冬の低温と大雪 #nhk_news https://t.co/H3mvcKahxo
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年2月15日
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