3月30日にパレスチナ暫定自治区のガザ地区で、イスラエル軍がパレスチナ人のデモ隊に向けて銃撃を行った事件について、国連はイスラエルへの非難声明を発表しませんでした。
この銃撃事件ではパレスチナ人のデモ隊約1万人に対して、イスラエル軍が銃弾や催涙弾を発砲。少なくとも1400人以上がけがをし、14人が死亡したと報じられています。
事件を重く受け止めた各国は国連安全保障理事会を開き、イギリスやフランス、ロシアなどからイスラエルを懸念する声が相次ぎました。
アメリカを除くほぼ主要な先進国がイスラエルへの非難声明で合意していましたが、これに対してアメリカは「(デモ隊の)悪い集団が抗議を隠れみのにして暴力を振るっている」などと述べ、非難声明の発表を拒否。
アメリカの賛同が得られなかったことでイスラエルに対する非難声明は発表されませんでした。ただ、銃撃を受けたパレスチナ側は激怒しており、他のアラブ諸国にもイスラエルへの不満や怒りの声が広がっています。
難民デモにイスラエル軍が発砲 非難声明まとまらず 安保理
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180331/k10011386611000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005
パレスチナ暫定自治区のガザ地区でパレスチナ難民の抗議デモにイスラエル軍が発砲して多数の死傷者が出たことを受けて、国連の安全保障理事会で緊急の会合が開かれ、イスラエルの発砲に対して懸念する発言が相次ぎましたが、イスラエルを非難する声明は、アメリカの反対でまとまりませんでした。
70年前の#イスラエル の建国に伴い、ふるさとを追われた#パレスチナ 人がパレスチナ暫定自治区のガザ地区で大規模な抗議デモを開始。これに対しイスラエル軍は実弾などを発射してこれまでに4人が死亡、365人がけが。https://t.co/tW0sUxLCzB
— NHK国際部 (@nhk_kokusai) 2018年3月30日
「“トリガーハッピー(銃の乱射に幸せを感じること)”状態の兵士たちが、#ガザ の平和的デモ参加者に実弾を発砲した」と国連安保理緊急会合で、#イスラエル 軍による非武装市民への銃撃を厳しく糾弾する #パレスチナ のマンスール国連大使。
via @TRTWorldNow pic.twitter.com/qIpZIrcJgU— パレスチナ情報デスク (@palinfo_jp) 2018年3月31日
ガザとイスラエルとの境界に向かって数千人が平和グレートリターンデモ。壁撤廃と帰還の権利を主張。これに対し、イスラエル軍が戦車を配備し実弾を発砲。少なくとも16人が殺害され、1,416人が負傷。国連緊急安保理が開催されるが、イスラエルの捜査と自制を求めるのみhttps://t.co/A6j8EY4QQn
— mko (@trappedsoldier) 2018年3月31日
#官邸前大集合 で警官にうんざりした人たちへ
現在パレスチナで #イスラエル の占領に対する抗議デモでイスラエル軍がデモ参加者に発砲、7人の死者と500人以上の重軽傷者が出てます。#パレスチナ への連帯とイスラエルへの抗議をお願いいたします。
なお、イスラエルは安倍は仲良し
— fabrice@saor Gaza (@fabricedelamort) 2018年3月30日
面倒なシリアからは撤退するけど、イスラエル軍がデモ隊に発砲したことに対する非難声明には反対するし、譲らないとおっしゃるダメリカさん。 https://t.co/ZrCL7TaTND
— Y.Kaneko (@kingfisher_gold) 2018年3月31日
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イスラエル軍がパレスチナ人のデモ隊に発砲!365人以上が死傷!パレスチナ側は大激怒
https://johosokuhou.com/2018/03/30/2836/
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