先週に宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島連山の硫黄山が約250年ぶりに噴火しましたが、その影響で周囲の川が汚染される事態になっています。
噴火当日から川の色が白や灰色に変色していましたが、それから数日後にはコイやナマズなど数百匹に上る魚の死骸を確認。川の状態が異常になっているとして、宮崎県が水質調査を行ったところ、環境基準のおよそ200倍のヒ素が検出されました。
NHKによると、検査が行われた場所は硫黄山からおよそ6キロ離れた「大原橋」とその近くの用水路で、ヒ素以外にもカドミウムが5倍から6倍など、5種類の有害物質が基準値を大きく超えていたとのことです。
県は川の周辺では井戸水やわき水を飲み水として使わないよう注意を促しています。
川の汚染の原因は硫黄山の噴火で流れ込んできた火山灰や山の土だと見られ、噴火が長期化すると下流の方にも大きな影響が出ることになりそうです。
硫黄山ふもとの川 環境基準の約200倍のヒ素検出 宮崎
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180428/k10011422071000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008
宮崎県にある硫黄山が4月、噴火したあと、水が白く濁るようになったふもとのえびの市の川で、環境基準のおよそ200倍のヒ素が検出されました。宮崎県は地下水が汚染されるおそれもあるとして、川の周辺では井戸水やわき水を飲み水として使わないよう呼びかけています。
コイやナマズなど数百匹に上る魚の死骸…硫黄山噴火、長江川で強い酸性 宮崎県、取水自粛呼び掛け
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180428-00010004-nishinpc-soci
宮崎県えびの市の霧島連山・えびの高原(硫黄山)から噴出する硫黄などが原因とみられる周辺河川の白濁化について、県環境管理課は27日、川内川支流の長江川流域での水質検査の結果、硫黄山から約6キロの大原橋付近で環境基準を超える強い酸性を示す数値が出たと発表した。
【硫黄山ふもとの川 環境基準の約200倍のヒ素検出 宮崎】宮崎県は地下水が汚染されるおそれもあるとして、川の周辺では井戸水やわき水を飲み水として使わないよう呼びかけています。 https://t.co/36esrwQZ06
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2018年4月28日
#硫黄山 が #噴火 して以降、川で魚が大量死しています。https://t.co/qugWRjQD1D
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年4月28日
えびの高原は一級河川である川内川の支流、長江川の最上流部にあたる。硫黄山付近から出た泥水は、すでに川内川に流れ込んでいる。川内川本流は大きいので、今の状態では問題ないと思うけど、活動が長引いたり、より大きな噴火が起こると、川内川の下流域でも漁業や農業に影響が出るかもしれない。
— Ryusuke IMURA (@tigers_1964) 2018年4月21日
MBC | 硫黄山の影響か湧水町で川内川に濁り流域では困惑も20180426https://t.co/2nK2y0Jii4
川の水が濁ったり、魚が死んだりしているのが見つかり、流域では困惑が広がっています~26日、川内川の水が白っぽく濁り、死んだ魚が浮いている様子も見られました~25日大量の魚が死んでいるのが見つかり pic.twitter.com/J5Dlb3DMPY— うちまめ (@ommzk) 2018年4月26日
MBCニュース
26日、6日ぶりに噴火した硫黄山では27日も活発な噴気活動が続いています
川内川が流れる伊佐市などではこの数日、川の水が濁ったり、魚が大量に死んでいるのが見つかっていて硫黄山の噴火が影響した可能性もあるとして自治体などが情報収集を行っていますhttps://t.co/foAODzgkD0 pic.twitter.com/drdh3dPgBj— MBCニューズナウ (@MBC_newsnow) 2018年4月27日
川内川の流水調整を行う伊佐市の湯ノ尾堰、硫黄山から直線距離で約19km、噴火により濁った水の影響で死んだと思われる大型の川魚の死骸が引っかかっていた
堰の下流には堰に引っかからなかったサイズの川魚の死骸が無数に漂っていた pic.twitter.com/RNx1GJ6Hhu— あら木 (@ara_ki) 2018年4月27日
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