アメリカのトランプ大統領が世界を対象にして関税を引き上げると表明した問題で、大規模な貿易戦争となっています。中国の習近平主席は徹底抗戦を表明し、近い内にアメリカ産の大豆に25%の関税を上乗せすると発表。
EU(ヨーロッパ連合)も来月を目処に鉄鋼製品を対象にした緊急の輸入制限措置「セーフガード」の発動を検討していると明らかにしました。
また、EUはアメリカへの対抗措置として報復関税の適用だけではなく、WTO(世界貿易機関)に提訴する意向も示唆しています。アメリカが全世界に関税の引き上げを発表し、それに反発する形でEUや中国が報復に出た形です。
世界規模的な貿易戦争に発展する気配があり、金融市場も先日から乱高下を繰り返しています。
EUが米への対抗措置 来月にも暫定的に鉄鋼製品の輸入制限
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180627/k10011497171000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
EU=ヨーロッパ連合は、アメリカがEUの鉄鋼製品などに高い関税を課していることへの対抗措置として、ヨーロッパへの鉄鋼製品を対象にした緊急の輸入制限を来月にも暫定的に発動する可能性があることを明らかにしました。
中国 インドなどからの大豆の関税撤廃へ 対米報復を視野に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180627/k10011497001000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006
中国政府は、インドなどから輸入する大豆の関税を来月1日から撤廃することを決めました。中国は、アメリカが知的財産権の侵害を理由に高い関税を課す制裁措置への報復として、アメリカ産の大豆に25%の関税を上乗せするとしていて、大豆の調達先の拡大を強調する狙いもあるものとみられます。
米中貿易摩擦、習氏は徹底抗戦の構え
「欧米では左のほほを殴られたら右のほほを差し出せ、との考えがある」とした上で、「殴り返すのがわれわれの文化だ」と習主席は語ったという。#トランプ #関税 #貿易戦争https://t.co/LWyhvw2eo5— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2018年6月26日
トランプの理不尽な要求で米中貿易戦争が始まる。米国の貿易赤字は中国のせいと、IT製品中心に関税を追加すると言う。すかさず習近平は報復に同額の関税を米国の農産品に課す。EUも同様に報復措置を取った。理不尽なら国益を守るために報復措置は許される。米国に従属する日本だけはやられるままだ。
— 鳩山由紀夫 (@hatoyamayukio) 2018年6月22日
ハーレーダビッドソン、トランプ政権の高関税への対応として欧州に工場を移すことを決めた。利益を求める企業としては当然である。トランプ大統領は「我慢しろ」と言うが、それはビジネスの論理ではない。相互依存関係が強まる世界で、自由貿易の重要性をアメリカ人に教えたハーレーに乾杯!
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2018年6月27日
トランプをはじめとする保護貿易主義者は 自分に都合良く考えてるから、経済活動が基本 winーwin 関係なんだと理解していない。自分が「買って」いるだけじゃなく、「売って」もいる。日本の保護貿易主義者にも言えるがね。 https://t.co/GZWZiC9AmA
— akimoto takanori (@TakanoriAkimoto) 2018年6月26日
おはようございます。米欧の貿易戦争に巻き込まれたハーレーダビッドソンが、欧州向けの生産を米国外に移すと。アメリカ魂を背負う二輪メーカーだけに、トラさんも「ハーレーが真っ先に白旗とは驚きだ。我慢しろ」とうろたえ…誰も幸せにしない高関税、保護主義を象徴する話です。黄の絢爛@野鳥公園。 pic.twitter.com/4UIPo44vYU
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年6月26日
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