立命館大学情報理工学部の上原哲太郎教授が発表したサマータイム(夏時間)の問題点を指摘したスライドが話題になっています。
上原教授はスライドの中で「サマータイムを社会的な大混乱なく実施することは不可能」と断定した上で、インフラの調査や整備だけでも数千億円規模の費用が必要になると指摘。
家庭用機器やパソコンは夏時間に対応していない物も多く、OSなども夏時間に合わせて修正の必要性があると言及していました。
更には元号の変更や消費増税の導入もあり、これらの費用負担や社会的な変化を考慮すると、経済的な損失は数兆円規模になる恐れがあるとコメントしています。
このスライドはツイッターでもトレンド入りするほどに注目を浴びて、サマータイムに対する議論が活発化していました。
安倍政権は今年10月から生活保護世帯への基礎受給額やひとり親世帯への母子加算減額を年160億円引き下げるが、その一方で東京五輪のためにサマータイムを導入すると最低でも1000億円を超える整備費が掛かる。わずか2週間のイベントに1000億円も搬出するなら、その6分の1でいいから子育て支援に使え。
— きっこ (@kikko_no_blog) 2018年8月11日
「酷暑での冷房は基本的な福祉。だから電気料金を下げる」と文在寅大統領は言う。韓国も暴炎という名の猛暑であるそうな。一方の安倍さんは、五輪に向けてサマータイムの導入をなどと現実味のない能天気なことを言い出す。この違いはどこからくるのか。どうしても人の器というものを考えざるを得ない。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) 2018年8月11日
「日本でもかつて北海道でサマータイムを試験的に導入。2005年の調査では43%の人が何らかの体調不良を感じた」
私が長く住んでいる国では、以前サマータイムを導入。その後廃止したが、サマータイム導入中は、体調がほんとうに悪かった。世界では廃止の方向。やめるべき。https://t.co/kjGIcBeEeq
— yukinokakera (@yukinokakera) 2018年8月10日
サマータイムで日本に住む4千万人に「寝不足」「体調不良」「仕事効率の低下」を強いておいて、アスリートには自己ベストを、すべての日本人には最高の「おもてなし」を求めるという、こんな倒錯した東京オリンピックのためのサマータイム導入は絶対に許されません。https://t.co/MkwDpCQPTd
— yukinokakera (@yukinokakera) 2018年8月10日
サマータイム対応SEの一例
・世の中の全てのソフトがWindows/UNIX上で動き、時刻をunixtime的なもので扱っていると信じている
・タイムゾーン対応日付・時刻ライブラリが使われていないマイコン上のプログラムを知らない
・時刻は表記上の問題と思っている
・バッチ処理スケジュールを組んだことがない— Takeshi HASEGAWA (@hasegaw) 2018年8月10日
もうこのさいだから言ってしまうが、
俺、2000年で発生した不測のトラブル対応で
2001年1月2日に緊急出勤したことがあるぞ。
「何も起こらない」には、偶然うまく動いている可能性があるんだよ。
サマータイム?やめてくれ。— 山下238 (@Yamashita238) 2018年8月10日
サマータイム実施のために、コンピュータシステムをどれくらい変えないといけないのか、ビビるくらいすごい話。いまから導入するのは、不可能ですよね。
サマータイム実施は不可能である(上原哲太郎@立命館大学) #dst #summertime https://t.co/kZdTULhLNL @SlideShareさんから
— TATSUMI, Takeo:辰己 丈夫 (@ttmtko) 2018年8月10日
根拠の疑わしい7000億円の経済効果のために、官民で兆単位の費用と事故・サイバー攻撃を誘発するトンデモない提案だと / “サマータイム実施は不可能である” https://t.co/2PoAWLxQct
— 楠 正憲 (@masanork) 2018年8月10日
上原哲太郎氏。分かりやすい。電子機器の対応を進めるには少なくとも3-5年必要だし、情報機器が浸透した現代、サマータイムに移行した国はない。IT業界の疲弊を招くだけでなくサイバーテロの温床に。
サマータイム実施は不可能である #dst #summertime https://t.co/jAXoEqxmLZ @SlideShareから
— もちのや♨ (@ketru) 2018年8月10日
サマータイム実施に反対します。
競技の開始時間をずらせば済むことです。
できれば、季節をずらせばもっと良いですが…https://t.co/phUG9Bor5u— 大泰司章(たいし@たまにしゃべる) (@otaishi) 2018年8月10日
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