福島県の葛尾村(かつらおむら)が原乳の出荷を再開しました。葛尾村は双葉郡に属する福島県浜通りの山村で、福島第一原発事故が発生してからは村内全域が警戒区域又は計画的避難区域に指定されています。
2019年1月時点でも行政の放射能測定で空間線量が2.87μSv/hと高く、依然として放射能汚染が続いている場所です。
葛尾村の佐久間牧場では2018年9月から北海道の乳牛40頭を買い受け、今月11日に原乳735リットルを出荷したと報じられています。また、同時に「放射性物質は一度も検出されなかった」と報道されていますが、検出下限や測定方法が不明なことから安全とは言い難いです。
測定の手法によっては放射性物質の検出をゼロにすることも可能なため、汚染地域の情報を見る時は測定の詳細内容をチェックした方が良いと言えるでしょう。
8年ぶりに原乳を出荷 福島・葛尾村
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190112-00010004-houdoukvq-soci
およそ8年ぶりに、福島・葛尾村から原乳の出荷が再開された。
原発事故にともなう避難地域となり、葛尾村の佐久間牧場では全てのウシが失われたが、2018年9月に北海道から乳牛40頭を買い受け、11日、原乳735リットルを出荷した。
今後は繁殖にも力を入れ、数年後には300頭にまで増やす予定。
これまで16回検査を受け、放射性物質は一度も検出されなかった。
かつてのように、酪農を村の中心産業にしていきたいとしている。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう