2019年の自民党大会で安倍晋三首相が「民主党政権時代は悪夢だった」と発言した問題で与野党の議員が国会で論戦を繰り広げました。
野党から批判を受けた安倍首相は「(元民主党の)岡田さんは反省がないのか。我々は政権を失ったときに深刻に反省した」と反論し、発言内容の撤回を拒否。更に続けて民主党が党名を変えたことにも触れて、「悪夢でないというなら、なぜ民主党という名前を変えたのか。イメージが悪いから変えたんだろうと推測する人たちがたくさんいる」などと疑問を投げ掛けました。
このような首相の発言に対して、立憲民主党会派の岡田克也議員(元民主党代表)は「本当に自民党政権時代を反省したらあんな言葉は出てこない」と言葉を強めて、首相に発言を撤回するように求めています。
民主党政権の立役者である自由党の小沢一郎代表からは「もう一度、悪夢を見てもらわなければならない」というようなコメントもあり、与野党の双方から様々な意見が飛び交ってヒートアップしていました。
首相「なぜ民主の名変えた?」 「悪夢」発言を撤回せず
https://www.asahi.com/articles/ASM2D34VBM2DUTFK007.html
衆院予算委員会は12日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して基本的質疑が行われた。
立憲民主党会派の岡田克也氏は、首相が10日の自民党大会で民主党政権時代を「悪夢」と呼んだことを問題視。「私たちは自民党政権の重荷を背負いながら政権運営をしてきた」として首相に発言の撤回を求めた。
小沢氏「もう一度、悪夢見てもらう」 安倍首相の撤回拒否で
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000571-san-pol
民主党政権樹立に中心的な役割を果たした自由党の小沢一郎代表は12日の記者会見で「もう一度、悪夢を見てもらわなければならない」と語った。立憲民主党の枝野幸男代表も11日の党会合で「利権も手放してしまった彼らにとっては悪夢だったかもしれない」と述べている。
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