ネット上で「飯塚幸三氏の名前がリクルート事件の国会答弁にある」と話題になっています。
リクルート事件とは1988年(昭和63年)6月18日に発覚した戦後最大の贈収賄事件で、リクルート社が子会社のリクルート・コスモス社を通じて、政治的な影響力を高める目的で政治家たちに未公開株を譲渡したという贈収賄事件です。
リクルートコスモス株を受け取っていたリストには中曽根康弘・元首相や安倍晋太郎・幹事長(安倍晋三氏の父)らの名前もあり、政界・官界・マスコミを揺るがす大スキャンダルとなりました。
その時に関係者として国会に呼ばれて答弁した人物の中に、飯塚幸三氏の名前があったのです。
飯塚氏の名前があったのは「第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第3号」、「第112回国会 商工委員会 第7号」、「第114回国会 商工委員会 第3号」などの議事録。政府委員の工業技術院長として、「飯塚 幸三君」と名前が書いてありました。
先日に東京の池袋で自動車暴走事故を引き起こした運転手の男性と名前・経歴が一致することから同一人物だと見られ、ネット上では物議を醸しています。大手メディアの報道だと飯塚氏は1986年に経済産業省の工業技術院院長に就任していることから、この時にリクルート事件で呼ばれた可能性が高いです。
ただ、飯塚氏がリクルート事件に関与していたかは不明で、あくまでも所轄の担当として国会に呼ばれたと見られています。どちらにしても、大手メディアが全く報道しないことを含めて、それへの反発や疑念が広がっている状況だと言えるでしょう。
参照:国会資料 第3号 昭和63年12月1日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/113/1726/11312011726003.pdf
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