*欧州議会
欧州の経済成長率が大きく下方修正となりました。
欧州委員会は5月7日に春季経済予測(実質GDP成長率)を発表し、世界経済の先行きが不透明になったとして各国の成長率を引き下げると言及。具体的にはドイツが1.8%から0.5%、イタリアが1.2%から0.1%、オランダが2.4%から1.6%に下方修正となっています。
2019年のEU28カ国の実質GDP成長率を1.4%、ユーロ圏については1.2%として、全体的に数字が悪い方向に拡大していました。
背景には中国経済の急速な減速があり、中国との貿易額が膨張している欧州へのダメージも増大することになると欧州委員会は推測しています。
一方で、日本経済も欧州と同じように先行きが暗くなっている状態で、1~3月期の実質国内総生産(GDP)は年率換算でゼロ成長になると予想されているところです。
中国経済の減速に伴う輸出減が続き、日本国内の設備投資も全般的に悪い数字が並んでいました。
世界的に景気減速の傾向が鮮明になってきたと言え、このまま米中貿易戦争が長引くと、世界経済への悪影響も拡大することになるでしょう。
世界貿易・経済の減速、先行き不透明感が影響
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/961f2ada733e0503.html
欧州委は下方修正の要因として、世界貿易と経済の減速と通商政策の先行き不透明感に加え、一部の加盟国における自動車産業など製造業の落ち込みを挙げた。EUの経済成長は域内の経済活動に依存する傾向があるが、欧州委は失業率が引き続き改善し、賃金上昇と抑制されたインフレ率、低金利、一部加盟国の拡張的な財政政策によって域内需要が押し上げられると分析。緩慢な成長が継続するとの予測を示した。さらに、2020年には域外経済の成長再開などにより、EU経済の成長も上向くとの見立てだ。
1~3月期ゼロ成長の予測 消費・投資の勢い欠く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44546910Y9A500C1EE8000/
日本経済は年初にゼロ成長になったとの見方が強まっている。民間15社のエコノミストの予測によると、1~3月期の実質国内総生産(GDP)は年率換算の平均値で前期比0.003%増とほぼ横ばいだった。中国経済の減速に伴う輸出減が続き、国内の設備投資にも影を落とす。日本経済の停滞が鮮明になれば、消費増税の先延ばし論が再燃する可能性がある。
BREAKING:European Commission Spring Forecasts out!Quick table below.Highlights:
– Main change is slashing German 2019 growth to 0.5% from 1.1% in Feb
– Italy 2019 growth 0.1% (0.2% in Feb)
– revised UP French 2019 deficit to 3.1% & 2.2% in 2020
-Italy deficit 2.5% 2019,3.5% 2020 pic.twitter.com/mEd5qg0BVE— Joumanna Bercetche (@CNBCJou) 2019年5月7日
【為替ニュース】ユーロ、軟調 EUが独成長率見通しを引き下げ
ユーロは軟調。欧州連合(EU)が今年の独成長率見通しを従来の+1.1%から+0.5%に下方修正し、ユーロ圏のリスクについて警告したことを背景にユーロ安が進み、ユーロドルは1.1185ドル、ユーロ円… #zaifx #fxhttps://t.co/P8RTCgWPkY
— ザイFX! (@ZAiFX) 2019年5月7日
5/7火 #欧引け
・英-1.63%
・独-1.58%
・STOXX600-1.37%
・米中貿易懸念が重荷
→景気敏感な車や半導体、資源下落。また中国売上比率が高い企業も売られた
・ポンペオ「緊急案件発生の為」訪独キャンセル、で下げ幅拡大
・欧州委、EU圏2019成長率を+1.2%と下方修正
・3月独製造業受注予想下回る pic.twitter.com/Sab2ILQXPJ— ぴかーど (@penguin_2017) 2019年5月7日
欧州委員会がドイツの今年の成長率予測を+1.1%yoyから+0.5%に下方修正、先月のドイツ政府による予測に一致。独金利は下げ幅を拡大、EURも下落。 https://t.co/O9rjslqFbj
— Unconstrained Investment (@UnconstrainedI) 2019年5月7日
欧州委員会が今年の独成長率見通しを大幅に下方修正した事を切っ掛けにユーロ売りが加速しポンドやスイスフラン等その他欧州通貨にも売りが波及
スイスフランは対ドルで1.0209フラン、対円で108.34円、ポンドは対ドルで1.3060ドル、対円で144.44円を付けてる— くいっくごー (@ko_970shx) 2019年5月7日
欧州委、ドイツの成長率予想下方修正-ユーロ圏に「顕著な」リスク https://t.co/W8YIh0I1lW 欧州委の予測は、貿易と政策の不確実性が後退するか、少なくとも悪化しないという前提に基づいているとも説明。「これらの前提から逸脱すれば、減速がより長期化する」可能性があるとの認識を示した
— gorinotsukudani (@gorinotsukudani) 2019年5月7日
日経プラス10
小林真一郎さん
平成の悪い指標も、令和からはよくなるかもと。CM明けは、流れをぶった切るようなニュースでしたw
「19年のユーロ圏成長率、1.2%=世界経済減速で下方修正-欧州委見通し」 pic.twitter.com/laIQruJQwN— じゅじゅ (@yakinikujujuju) 2019年5月7日
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