*陸上イージス
自衛隊が秋田県に配備を検討している陸上イージスについて、地元住民からの反発が強まっています。
先月に防衛省が秋田県に提出した報告書では衛星地図ソフト「グーグル・アース」を使用した結果、標高と水平距離の縮尺が異なることに気付かず、候補地から付近の山頂を見上げる角度で表記ミス。
その表記ミスを謝罪するために、今月8日に改めて秋田市で開いた住民説明会でも出席した東北防衛局職員が居眠りをして、住民から叱責を受けるという騒動がありました。
しかも、誤ったデータでは新屋演習場以外の候補地を配備「不適」と評価していたことから、「新屋ありきの改ざん」だと批判の声が噴出しています。
このような問題を受けて防衛省はミスや不手際を謝罪していますが、配備計画は変更せずに進めるとしていました。陸上イージスは正式な配備決定前に予算が跳ね上がった経緯もあり、専門家からも費用対効果の面で疑問を投げ掛ける声があります。
陸上イージス、秋田配備変わらず=岩屋防衛相「丁寧に説明」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000053-jij-pol
岩屋毅防衛相は11日の閣議後の記者会見で、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備に関する説明で防衛省の不手際が続き、地元が反発していることに関し「適地であることを、いま一度丁寧に説明させていただきたい」と述べ、配備計画に変わりがないことを強調した。
誤データ・居眠りに怒り 陸上イージス説明会で住民 秋田市
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-06-11/2019061101_04_1.html
住宅密集地にある新屋(あらや)演習場がイージス・アショアの配備候補地となっている秋田市で9日、防衛省が住民説明会を開きました。参加した住民約90人から批判の声が噴出しました。
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