*東大
主要7カ国の中で日本だけ博士号の取得者が減っていることが分かりました。
日本の大学で博士号を取得した人数は1万5040人で、人口100万人当たりでは118人となり、10年前ほど前から減少傾向が強まっています。
NHKの記事によると、主要7カ国の中でイギリスの360人が最も多く、360人で、続いてドイツの356人と、どちらも日本の3倍余りに増えているとのことです。日本だけが顕著に増えていないことから、日本全体で研究力が低下していると見られ、文部科学省からも懸念の声が出ていると報じられています。
このような流れに科学技術・学術政策研究所は「海外では博士号を取得する前から給料をもらいながら研究するシステムが整っているが、日本ではそうした取り組みが少ないことが影響しているとみられる」とコメントし、ネット上でも日本の将来を不安視する声が相次いでいました。
日本はここ10年ほどで大学の研究費なども削減していることから、その影響が今になって表面化してきた可能性もありそうです。
改善するためには研究機関や大学への支援を増やすと同時に、博士号を取得するために働く環境を国が率先して整える必要があると言えるでしょう。
学位取得者の国際比較
https://www.nistep.go.jp/sti_indicator/2016/RM251_34.html
人口100万人当たりの学士号取得者数を見ると(図表3-4-1)、日本は2015年度で4,438人である。最新年の値が最も多い国は英国で6,338人、次いで韓国(5,974人)、米国(5,862人)が多い。一方、ドイツ、フランス、中国の最新年は日本よりも低い数値である。
2008年度と各国最新年を比較すると、日本、フランスは横ばい、その他の国は増加しており、特に、ドイツ、英国の伸びは大きい。
専攻別の構成比を「自然科学(理学、工学、農学、保健等)」、「人文・社会科学(人文・芸術、法経等)」と「その他」に分けて見ると、ほとんどの国で「人文・社会科学」の割合が大きい。
大学で博士号を取得した人がどれくらいいるか、主要7か国で分析すると、日本は2016年度、人口100万人当たり118人で、日本だけ減少傾向が続いていて、文部科学省は研究力が低下している原因の1つではないかと指摘しています。
指導教官曰く、『研究者も生きている人間な訳で、生活していくためにはお金が必要で、お金のことはちゃんと考えろよ』って。
……(´・ω・`)
博士号取得者 主要7か国で日本だけ減少傾向続く | NHKニュース https://t.co/Iyc4PppB0Z
— 同志カルロ・ゼン@暑いの苦手 (@sonzaix) 2019年8月10日
「文部科学省によりますと、(博士号取得者は)主要7か国では日本だけが減少傾向が続いていて、日本の研究力が低下している原因の1つではないかと指摘…」
「原因」ではなく、大学予算を削った結果である。本来ならD進すべき層が大学の現状に希望を持てなくなっている。https://t.co/7NsOYE5WtI— 元サカ (@SciCafeShizuoka) 2019年8月9日
科学技術・学術政策研究所は「海外では博士号を取得する前から給料をもらいながら研究するシステムが整っているが、日本ではそうした取り組みが少ないことが影響しているとみられる」と話しています。
日本の全大学院生「当たり前やろ。前からずっと言うてるやん」https://t.co/FD5FX1YI3c
— yaku🐸 就活中☺️ (@yaku1123) 2019年8月9日
人口100万人当たりの博士号取得者数は118人で,イギリスやドイツの約3分の1…。大学院生(とくに博士院生)の待遇を早く改善しないとやばいことになる。学費をとっている場合ではない。
【博士号取得者 主要7か国で日本だけ減少傾向続く – NHK NEWS WEB】https://t.co/ImWfoxBYFW
— poppo-k (@poppopipi) 2019年8月9日
高等教育機関を叩き続けてきた財務省の勝利の結果ですね。おめでとうございます。
これは人口減少とも少子高齢化ともまったく関係がない、日本が抱える真の問題です。国の発展に必要な基礎力が、じわじわと蝕まれています。とにかく教育への支出が必要です。 https://t.co/LPa0ACzVUQ— リフレ女子 (@antitaxhike) 2019年8月9日
僕も2年前に博士号とったばかりですが、今の日本の現状だと博士課程に進むの結構勇気いりますよね。ギャンブラーかあまり考えてない人しか進学しません。
理系で「特別じゃなくていいから安定した人生を送りたい」という人は修士課程を卒業して企業に就職するのが吉。https://t.co/zMqdtOq9Iy
— 大丸拓郎 / Takuro Daimaru (@takurodaimaru) 2019年8月10日
これって、少子化の問題ではありません。
修士課程の在籍者数はこの15年間、多少の増減はありつつも変わっていないからです。若手のポジションを確保する大学改革と同時に、生活費にあたる学振DCの充実も検討する必要があると思っています。https://t.co/YHltzRhe4Z
— いさ進一 (@isashinichi) 2019年8月9日
若手の給料の話だけではないわな。その後就くはずのポストの減少、背景にある大学の窮状惨状、そして何より知へのリスペクトの欠如。誰が研究室に入ろうというのか。 / 博士号取得者 主要7か国で日本だけ減少傾向続く (NHKニュース) #NewsPicks https://t.co/OIJayU37NV
— Ken Endo 遠藤 乾 (@ken_fiore_endo) 2019年8月9日
博士号取得者 主要7か国で日本だけ減少傾向続く | NHKニュース https://t.co/nmb7vXkk2V
G7各国の間で日本だけが博士号の取得者が減少の一途を辿っているが、優秀な研究者を「非正規で使い捨てている」日本みたいな「高等教育軽視国家」「技術軽視国家」では、当然すぎる結果だと言えよう! pic.twitter.com/CsighpJu6j
— ステイメン@打倒!凶人安倍! (@deskain) 2019年8月9日
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