9月13日に東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が暑さ対策の一環として、カヌーやボート競技が行われる海の森水上競技場(東京臨海部)で観光客に人工雪を降らせる実験をしたところ、大失敗に終わったことが分かりました。
報道記事によると、人工雪実験では氷を砕いて雪として放出する降雪機を使い、トラックの荷台に乗せる形で観光客らの上に雪を降らせたとのことです。結果は暑さで雪が即座に溶け、それを被った観光客らがびしょ濡れになりました。
また、溶けた人工雪によって階段や通路も濡れて、それによって滑る利用者らが続出。
人工雪を楽しんでいる観光客らも居ましたが、当初の目的としていた気温低下は確認されなかったと報じられています。
メディアの取材に組織委の担当者は「暑さ対策でできることはすべて試すということで実験した。空気を冷やす効果より、楽しむイベントとして使えるかもしれない」とコメントしており、空気を冷やす効果は微妙だったと認めていました。
人工雪による暑さ対策は実験前からネット上で批判を受けていましたが、その結果は予想通りだったと言えるでしょう。やはり、経費削減の一環で無くしてしまった屋根を復活させるのが一番良く、場当たり的な対応策では意味が無さそうです。
「雪」を体験した記者によると、氷はあっという間にとけて水になり、服がびしょびしょになった…そうです。東京新聞:人工雪で灼熱の五輪会場を冷やせ! 300キロ分のかき氷を降らす大実験:社会(TOKYO Web) https://t.co/0W0XndN1xu
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) 2019年9月13日
人工雪、実験したけれど気温に変化はなかったそうです…。観客席を3000㎡として300kgの氷って6畳間(10㎡)に氷1kg(ペットボトル1本)を置くのと同じです。室内ですら冷える訳はなく、屋外なら効果無しは当然の結果です。コストをかけて実験しないと分からない事でしょうか…https://t.co/4cdNHsKcRX
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2019年9月13日
東京五輪会場で人工雪を降らせる実験だけど、
・気温は全く変わらない
・服や髪がびしょ濡れになる
・階段や通路が濡れて滑って転倒する人も案の定大失敗。当たり前だ。https://t.co/dRk6wsITi1
— 大神弘 (@ppsh41_1945) 2019年9月13日
降雪機一台で観客席の一部に降らせたが、気温は下がらなかった。雪が風に流され、溶けると衣服や席がぬれるという側面も。
>こういう不毛な実験に、またもや莫大な税金が投入され続けるのか? 被災者を救済するために使う気はないのかな? https://t.co/tTZWw0ncAQ— ゆりかりん (@yurikalin) 2019年9月13日
個人的にはこういう普通に予想される結末を出すよりも、ちゃんと気温を下げるのに必要な氷の量を計算して
「会場の気温は5度下がりましたが、冷凍機の排熱で会場以外の気温が10度上昇しました」
とか地獄みたいな結果を叩き出す方がまだ小噺としては好きかな…https://t.co/Ke97cg2s2y— EXCEL (@EXCEL__) 2019年9月14日
五輪テストの人工雪な。
確かに笑いものなんだが、笑う相手は現場で知恵絞ってやってみた彼らではないぞ。
予算と期間を決めた「偉い人たち」だ。それらのリソースを浪費した連中だ。
おそらく誰もが思う追加の屋根を作る予算と時間は許されなかった。現場の努力や知恵の問題ではない次元で。— ボマー (@bomber_bookworm) 2019年9月13日
暑さ対策に人工雪 東京五輪、テスト大会で降雪機導入へ:朝日新聞デジタル https://t.co/8ojLfEf9qg
「約2千席ある観客席のうち半分しか屋根で覆われておらず、人工雪で冷却効果をみるという」
じゃあ屋根作った方がいいんじゃないですか?
— EARLの医学ツイート (@EARL_Med_Tw) 2019年9月5日
300kgの氷でどの程度気温が下げられるか、そして本番では何トンの氷が必要になるか、試算ぐらいしてからやってますよね?(NO/いいえ)
↓
東京新聞:人工雪で灼熱の五輪会場を冷やせ! 300キロ分のかき氷を降らす大実験:社会(TOKYO Web) https://t.co/79JGl58bHt— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2019年9月13日
暑さ対策に人工雪 東京五輪、テスト大会で降雪機導入へ(朝日)https://t.co/obzRijm0IK
「補給対策に牛や山羊、水牛などを連れて行ったインパール作戦」では、先に家畜が死んだり川に流されたりして役に立たなかったが、あれを再現したいのか? どこまで行けば「招致は間違いでした」と認めるのか?— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2019年9月5日
気温変わらず…当たり前。バカバカしい、なぜ屋根を付けない?俺に指摘されたからと意固地にならず、失敗を認めて、追加予算を申請して屋根工事しなさい。→東京五輪カヌー会場で“人工雪” 暑さ防げるか実験 https://t.co/LoyRbWSZIR
— 建築エコノミスト森山高至 (@mori_arch_econo) 2019年9月13日
あのさ…こういうのって早い段階で色々と対応策を考えるべきなのに、何で開催まで1年を切った今、こんなアホな事をしているのだろうか? https://t.co/zTskhCflUu
— M16A HAYABUSA (@M16A_hayabusa) 2019年9月13日
オリンピック人工雪実験
海外の反応1 pic.twitter.com/Y25QzrzEk9— Mighty Jack (@Mightyjack1) 2019年9月13日
経費削減で屋根が半分の海の森水上競技場で暑さ対策に1トンの人工雪を降らせる実験。雪を降らせても数値に変化はなし。秋風が吹く中での実験でも効果なし。それでも大会組織委は「できることは全てやっていく」とのこと。この根拠無しの「やる気さえあれば何とかなる」という歪な精神論は危険だね。 pic.twitter.com/8csMjw4QOo
— Siam Cat_036 (@SiamCat3) 2019年9月13日
余りにも荒唐無稽な内容で絶句する他ないが、どうやら五輪組織委は大真面目に人工降雪機で人工雪を降らせる実験をしたらしい。結果は案の定、気温も変わらず暑さ対策にならないというもの。こんな馬鹿げた実験で費用を浪費している癖に、11万人ものタダボラをコキ使うのか。 https://t.co/UHVDASvEiJ
— 異邦人オクローシカ (@Narodovlastiye) 2019年9月13日
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