台風19号による特別警報や避難指示が広範囲に出ています。
12日午後19時50分頃に気象庁は茨城県、栃木県、新潟県、福島県、宮城県に追加の大雨特別警報を発表しました。これは台風19号が北東方面に移動したからで、合わせて静岡県の大雨特別警報が解除となっています。
警戒レベル5の避難指示は関東地方や東北地方、東海地方などで合わせて約359万人(171万世帯)に発令され、現在も各地で避難指示が継続中です。
また、警戒レベル4にあたる「避難勧告」は、合わせておよそ896万人に出ています。避難指示や大雨特別警報が解除されても、緩んだ地盤が後から崩壊したり、上流の河川から時間経過で大量の水が押し寄せてくることもあるため、解除後もしばらくは警戒してください。
さらに関東甲信越地方では8つのダムで緊急放流をしたり、今後緊急放流を行う可能性があるとしています。緊急放流は「異常洪水時防災操作」と呼ばれ、ダムの貯水率が限界付近まで到達した時に、ダムの水を一気に放出する作業のことです。
既に北茨城市の水沼ダムや神奈川県相模原市の城山ダムで緊急放流が開始されており、こちらも引き続き警戒が必要だと言えるでしょう。
気象庁 情報
https://www.jma.go.jp/jp/highresorad/
台風19号の接近に伴う大雨でダムの水位があがり、ダムの機能を確保するため、関東甲信越では8つのダムで緊急放流をしたり、今後緊急放流を行う可能性があります。
緊急放流は「異常洪水時防災操作」と呼ばれ、通常の放流と異なって、これ以上ダムに水をためられないと想定される際に、ダムに流れこんでくる大量の水を下流に流す操作です。
気象庁は午後7時50分、茨城県、栃木県、新潟県、福島県、宮城県に大雨の特別警報を発表しました。5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で最大級の警戒が必要です。
各自治体が発表している12日午後9時半現在の避難に関する情報です。
避難指示
大雨の5段階の警戒レベルのうちレベル4にあたる「避難指示」が出ているのは岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県、三重県のいずれも一部の地域で、合わせておよそ171万世帯、およそ359万人です。
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