今年の国の税収が大幅に落ち込んでいることから、政府が追加で2兆円規模の赤字国債(特例公債)を発行する方向で最終調整に入りました。
報道記事によると、今年度は法人税の落ち込みなどが予想以上に酷く、当初の見通しから2兆円超ほど下振れして、税収が60.2兆円前後まで減っているとのことです。今年は消費増税の影響で税収が過去最高に増えると予想されていただけに、予想を遥かに超えるペースで景気が悪化してしまったと見られています。
年度途中に赤字国債を増発するのは3年ぶりで、今後も景気低迷が続くのならば、国債の発行額は増えることになりそうです。
安倍政権は消費増税と合わせて法人税の引き下げをしていますが、国全体の数字でも、悪い方向に傾いていることが顕著になってきたと言えるでしょう。
国の税収、2兆円超下ぶれ 追加で赤字国債を発行へ
https://www.asahi.com/articles/ASMDB7HP7MDBULFA05Z.html
今年度の国の税収が、法人税の落ち込みなどで当初見通しから2兆円超下ぶれして60・2兆円前後まで落ち込むことがわかった。過去最高だった前年度の60・4兆円を割り込む見通し。税収減をまかなうため、政府は2兆円規模の特例公債(赤字国債)を2019年度補正予算で追加発行する方向だ。税収見込みの下ぶれで、年度途中に赤字国債を増発するのは3年ぶりになる。
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