今年9月の台風15号で茨城県大洗町にある大洗研究所の「冷却塔」が崩壊した問題で、原子力研究開発機構が調査結果を発表しました。
これは9月9日に台風15号の強風で大洗研究所の冷却塔が全壊し、建物全体も潰れてしまったことから、日本原子力研究開発機構が原因を調査していた問題です。
原子力研究開発機構によると、崩壊時の最大瞬間風速はこの建物の設計基準のおよそ半分の30メートル程度しか無く、後の調査で建物の木製の筋交いが腐食していたことが発覚。それを基にしてシミュレーションしてみたところ、基準を下回る風でも倒壊することが確認されました。
この施設は完成から51年が経過して、すでに廃止が決まっていたことから放射性物質の飛散は無いと発表されていますが、同年代に作られた原子力関連施設も多いことから、同じような被害やトラブルが懸念されているところです。
一方で、原子力機構の関係者はNHKの取材に「限られた国の予算の中では手当て出来る費用にも限界がある」などとコメントしていました。原子力関連の予算は膨大で、今の予算で足りないとすれば、それは適切な分配や配分管理が機能していないということを意味していると言えるでしょう。
ことし9月の台風で全壊した茨城県にある原子力関連施設について、日本原子力研究開発機構は、建物の木製の筋交いが腐食していたため設計基準の半分の風で倒れたとする調査結果をまとめました。原子力機構にはほかにも昭和の時代につくられた施設が多く残り、老朽化対策が課題となっています。
台風15号で全壊した茨城県にある原子力関連施設について、建物の木製の筋交いが腐食していたため設計基準の半分の風で倒れたとする調査結果がまとまった。施設は昭和43年に完成しすでに廃止が決まっていたが外壁にアスベストが含まれ、倒壊時微量が飛散したおそれもある。https://t.co/ZpwxUPdXcO
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) December 18, 2019
日本原子力機構大洗研究所の冷却棟崩壊について、研究所の説明を受け、現場を見てきました。台風当時、風速30.9メートルの風が記録されているとのこと。20年前・21年前に全面更新されたとはいえ、50年前の木造建築を使い続けていたことに驚きました。 pic.twitter.com/h7e8jBjUmI
— 川澄 敬子 (@menotakasade) September 12, 2019
原子力機構の関係者は古い施設の点検や解体などは順次進めているとしながらも、限られた国の予算の中では手当て出来る費用にも限界があると言うが、、、
有るでしょう費用。
原発関係者にばら撒く金が、たっぷり有るんだから、それを使え!#原発https://t.co/Ckk45he6an— Makuri_Kanae (@GsGgkeUp8a7dI8R) December 18, 2019
原子力関連施設の全壊 木製筋交いの腐食が原因 老朽化対策課題 https://t.co/v6mtECwOfo
ことし9月の台風で全壊した茨城県にある原子力関連施設について、建物の木製の筋交いが腐食していたため設計基準の半分の風で倒れたと調査結果他にも昭和の時代につくられた施設が多く残り、老朽化対策が課題
— モモのモモ (@oo33maiko) December 18, 2019
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