*官邸安倍晋三首相が年明けに中東を訪問する方向で検討していることが分かりました。
12月27日に安倍政権は中東への自衛隊派遣で閣議決定を行い、中東における2月からの自衛隊活動を了承。政府は派遣の根拠が研究調査であるとして、自衛隊が武器を使用できるのは相手の攻撃から受けた場合のみだと強調していました。
派遣されるのは約260人の隊員と海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」、それに哨戒機2機となっています。
NHKによると、安倍晋三首相は自衛隊派遣の意義を関係各国に説明するとして、年明けにもサウジアラビアなどへの訪問を実施する方向で検討しているとのことです。既にイランとは首脳会談で合意を得ていることから、イラン以外の国とも調整作業を行う形になります。
一方で、国会閉会中に自衛隊派遣の方針は全て決められ、国会審議や国民への説明が無いことに野党から批判の声が相次ぎ、「来月の通常国会で政府説明をするべきだ」との声が高まっていました。
中東情勢はイラン問題などから緊張状態が高まっており、タンカーや民間船舶への攻撃が増加しています。軍艦への攻撃報告もあるほどで、自衛隊が無事に活動を終えることが出来るのか不安が残るところです。
中東地域への自衛隊派遣をめぐり、安倍総理大臣は民放の番組収録で派遣される自衛官の安全を確保しながら独自の貢献を行う考えを強調し、関係国に日本の取り組みを説明するため年明けに中東地域への訪問を検討していることを明らかにしました。
政府は中東地域で日本に関係する船舶の安全確保に必要な情報収集態勢を強化するため、日本独自の取り組みとして、自衛隊の護衛艦と哨戒機の派遣を27日の閣議で決定しました。具体的な任務や活動はどうなるのでしょうか?
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