日産の元会長であるカルロス・ゴーン被告が日本から出国した件が全世界に報道されています。
海外メディアも速報記事で取り上げており、米紙ニューヨーク・タイムズは「ゴーンは日本の政治的迫害から逃れた」と掲載し、日本の司法制度に疑問を投げ掛けていると紹介。
米紙ワシントン・ポストには「日本の司法制度に暗い影を投げかけ、世界の(企業の)役員を憂慮させていた」などと書かれ、これから日本の司法制度に影響を与える可能性があるとしていました。
大晦日のトップニュースとしてカルロス・ゴーン氏の逃走が掲載された形で、これは日本の司法機関にとってかつて無いほどの大失態となりそうです。
しかも、日本とレバノンの間には犯罪人の引き渡し条約がないため、カルロス・ゴーン氏がレバノンを出なければ、捕まる可能性は限りなく低いと見られています。レバノンだとカルロス・ゴーン氏は英雄視されていることもあり、年明けから大波乱の予感がするところです。
Carlos Ghosn, arrivé au Liban, se dit victime de « persécution politique » au Japonhttps://www.lemonde.fr/economie/article/2019/12/30/affaire-carlos-ghosn-l-ex-pdg-du-groupe-renault-nissan-a-quitte-le-japon-pour-le-liban_6024424_3234.html
「日本の司法制度に暗い影」ゴーン氏出国、米欧メディア報道
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54000610R31C19A2FF8000/
【ニューヨーク=大島有美子】日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告が日本を無断出国し、中東レバノンに到着した件について、欧米メディアは一斉にトップ級のニュースとして報じた。米紙ワシントン・ポストはゴーン元会長に対する逮捕後の扱いが「日本の司法制度に暗い影を投げかけ、世界の(企業の)役員を憂慮させていた」との見方を示した。
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