1月31日にイギリスのEU(欧州連合)離脱が正式に確定となりました。EU離脱は全ての作業が一斉に行われるわけではなく、今日から2020年12月末までの準備期間に入ります。
突然にイギリスとEUの貿易協定や市場取引を全て止めてしまうと、市場全体に大きな悪影響を与えてしまう恐れがあるからです。
イギリスのEU離脱は2016年に行われた国民投票で決まり、それから4年間も離脱協議を行い、昨年末の総選挙で民意を確認した上で、本日のEU離脱まで到達することが出来ました。途中で合意無き離脱も浮上していましたが、何とかイギリスとEUの両者が合意して、最悪のシナリオは回避した形です。
ただ、イギリスのEU離脱は無事に終わったわけではなく、逆にEUを離脱することで、棚上げにしていた北アイルランドの国境問題が再燃しています。イギリスのジョンソン首相は今後の自由貿易協定(FTA)で北アイルランドだけを特別扱いにするとして、一旦は北アイルランドの反発を抑え込みました。
イギリスが移行期間の間にアメリカや日本、中国、欧州各国などと改めて自由貿易協定を締結する必要性があり、その交渉が12月末までに終わらない可能性もあるのです。依然としてEU離脱は懸念材料が多く、無事に移行期間を乗り越えなければ再び荒れることになるでしょう。
【解説】 ブレグジットで変わること、変わらないこと
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-51321201
イギリスは1月31日午後11時(日本時間2月1日午前8時)に、EUを正式に離脱する。しかしすぐに、11カ月の移行期間に突入する。
移行期間中はEU法を遵守するし、予算も拠出するなど、イギリスは離脱前とほぼ同じ関係をEUと保つ。一方で、離脱した瞬間から変わる点もある。
イギリスは31日、47年間にわたって加盟してきたEU=ヨーロッパ連合から離脱します。2016年の国民投票以来、イギリスでは、離脱の条件などをめぐる激しい議論によって政治や社会が混乱しましたが、離脱が実現することで大きな転換点を迎えることになります。
EU離脱するイギリスの最後の演説めっちゃ楽しそう pic.twitter.com/cVtXlppqrp
— カズト Kazuto (@nomadkzt) January 31, 2020
Singing of Auld Lang Syne starts in the European Parliament as the Brexit Withdrawal Agreement is approved by MEPshttps://t.co/tzNNPSGZXc pic.twitter.com/pTiLrW0Qlf
— BBC Politics (@BBCPolitics) January 29, 2020
EU離脱承認後の挨拶で盛大に煽るもイギリスからの離脱問題で揉めてるスコットランド民謡の大合唱で煽り返してイギリスを送り出す音声に「パリは燃えているか」のイントロが被って流れてきてそのままエンドロールに突入する映像の世紀の回。 https://t.co/0LdZEfBaHy
— na (@na_nicomas) January 30, 2020
結構大きな歴史の転換期であるイギリスのEU離脱が、
コロナウイルスの感染拡大ニュースに持っていかれて全然注目されてないのが最高にイギリスらしくて好きです。— Okaki (@okaki_023) January 26, 2020
日英同盟締結の日にEU離脱の演説するの、出来すぎてて、ほどほどにしなさいと。
— H.M.S.BlackPrince (@HMS_BlackPrince) January 30, 2020
欧州議会でのEU離脱の演説で「パリは燃えているか」をBGMにつけたら、すごく映像の世紀っぽくなった。#EU離脱 pic.twitter.com/xcmU5rT6Lq
— やわらP (@izumi_yawara) January 31, 2020
ここでみんなおもむろに国旗取り出すとこほんと好きなんですけど2枚目までウッキウキで国旗待機してたと思うと面白すぎませんか??? pic.twitter.com/mES7ai42uA
— hitonoia (@hitonoia) January 30, 2020
今月の出来事(年末年始込み)
・ゴーンの逃亡
・イランの革命防衛隊の司令官の殺害
・報復攻撃による飛行機への誤射
・トランプ大統領の会見
・安倍首相の中東歴訪
・米中第1段階の経済・貿易協定の合意
・ダボス会議のソロス発狂
・新型コロナウィルス
・イギリスのEU離脱
詰まりすぎてるな😇😇😇— yosh_2nd (@yosh_2nd) January 30, 2020
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