台湾の新型コロナウイルス対策に称賛の声が相次いでいます。
台湾の蔡英文総統は1月15日の時点で新型コロナウイルスの危険度が高いと判断し、日本の指定感染症に相当する「法定感染症」と定めました。学校に関しても冬休みを延期する形で2月下旬まで臨時休校を行い、教職員や生徒で感染者が1人出れば学級閉鎖、2人以上なら学校閉鎖と基準化。
合わせて中国への出入国を厳しき規制した上で、マスクのような医療品も一時的に輸出禁止措置としました。
更に国内のマスク不足に対応するために、職業別でマスクの優先度を決めて、政府が具体的な指針を示して国民に協力を要請しています。
特にデジタル担当政務委員（大臣）であるトランスジェンダーのオードリー・タン（唐鳳）氏が凄まじく、タン大臣は台湾中の各薬局のマスク在庫状況のデータを公開させ、これを台湾のエンジニアたちが「マスク在庫マップ」として誰でも使えるシステムにしてしまったのです。
ボタン一つで誰でも何処にマスクの在庫があるのか一目で分かり、世界からIQ180の天才大臣として注目を集めています。
そして、その台湾が中国の次に警戒しているのが日本と韓国です。当初は中国向けの感染防止策を重視していましたが、世界各地に新型コロナウイルスが拡散したことを受けて、台湾政府も対象範囲を拡大しています。
日本への旅行者には注意情報を出しており、今後の感染状況によってはもっと厳しい警戒対象になる見通しです。
かつては日本が台湾に色々と教えていた立場でしたが、それから半世紀以上の時間が経過して、日本と台湾の知識的な立場は逆転してしまったとも言えるかもしれません。
↓台湾の検疫対応
台湾が誇る天才が、感染症対策でも活躍している。
日本と同じく台湾でも、1月後半からマスクの在庫不足が問題になっていた。まずは輸出や持ち出し、転売が禁止され、2月6日にはマスクの購入が実名制になり、7日間で2枚しか買えないようにした。厳しい供給規制に反発がおきる可能性もあったが、タン氏は衛生福利部（保健省）中央健康保険署と協力して、台湾国内の薬局にあるマスクの在庫データをインターネット上に公開。すると、民間のITエンジニアがそのデータを地図上に落とし込み、在庫状況がひと目でわかるアプリを開発して無償配布した。
I visited our military’s specialist chemical group today to thank them for their role in our continuing fight against #COVID19. Their efforts, equipment, and expertise are impressive, but I’m most grateful for their determination to protect the health of the people of #Taiwan. pic.twitter.com/G5WS3pVjJ7
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2020年2月27日
“コロナウイルス 、政府の対応”
日下部氏
「安倍首相の会見を聞いていたら、台湾の周回遅れ」膳場貴子氏
「リーダーには思慮深い丁寧な情報発信を速やかに」金平氏
「後手後手だという批判に対して、いかにも先手を打ったという印象。民主主義というのは、国民の合意を受けて強権発動するもの」 pic.twitter.com/IiUFGWrVR7— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2020年2月29日
⬜️ 新型コロナ“神対応”連発で支持率爆上げの台湾https://t.co/S7mAN4p3ML
これが、常に脅威に晒されている国の危機管理能力の高さだろう。政治家は、国民と国の将来を第一に考える人間でなければならない。そのために高待遇が許されている。そして国民の政治への関心の高さがこの台湾を作っている。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) 2020年2月29日
【これが先手】台湾:感染者が出る前に法指定と細かな制限を設け、封じ込め成功。既に特別予算案可決。休校は感染者1人は学級閉鎖、2人以上は学校閉鎖。小学生の共働き世帯には休校休暇制度。中学生は障がいを持つ場合に適用。企業が拒否すれば法に則り処罰。日本は後手後手だhttps://t.co/nCFBrsIIIJ
— 塩村あやか🐾参議院議員(りっけん) (@shiomura) 2020年2月29日
「台湾国内の薬局にあるマスクの在庫データをインターネット上に公開。すると、民間のITエンジニアがそのデータを地図上に落とし込み、在庫状況がひと目でわかるアプリを開発して無償配布」
こういう事ができる大臣は凄いけど、こういう人を大臣にできる社会はもっと凄い。https://t.co/ynAZflFojt
— chocolat. (@chocolat_psyder) 2020年2月29日
天才、最高
7日間で2枚しか買えないよう規制
↓
反発の可能性があったが、タン氏は衛生福利部と協力し、台湾国内の薬局にあるマスクの在庫データをネット上に公開
↓
民間のITエンジニアがそのデータを地図上に落とし込み、
在庫状況がひと目でわかるアプリを開発し無償配布 https://t.co/ZeDWX4MlW0— nony (@nony) 2020年2月29日
高井崇志議員「日本はコロナ対策に153億円。シンガポールは5000億円で日本のGDPと比べると3兆円規模の対策。香港は日本のGDP比でいうと27兆円の対策。米国や台湾も出しているが日本は補正予算の検討すらしてない」
安倍首相「必要であれば対応する」既に必要だろ。
こういう時に税金使え、安倍晋三。 pic.twitter.com/mLNMk1H417— にゃん吉 (@nyankichi_uiy) 2020年2月29日
言いにくいが、勇気を出してハッキリ意見を言う。
台湾を見習おう。— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2020年2月29日
台湾政府、本当に凄いな。必死さと責任感が伝わるトップ、超優秀な大臣が、スピード感ある具体的政策を連発で支持率爆上げ。どれ一つとっても、日本には皆無。
新型コロナ“神対応”連発で支持率爆上げの台湾 IQ180の38歳天才大臣の対策に世界が注目 https://t.co/F4y24s7nGI— 本間 龍 ryu.homma (@desler) 2020年2月29日
台湾のオードリー・タン政務委員
台湾国内の薬局のマスク在庫データをネットで公開→有志がマップで在庫状況がわかるアプリを開発→保険証のシステムを活用しマスク購入を実名制に→購入数がわかり買い占め防止に→マスクを病院等に優先配布
情報の有効な使い方を知ってる人https://t.co/3T55HeWKSv pic.twitter.com/tEZeDMCQpp
— ShounanTK (@shounantk) 2020年2月29日
台湾のコロナ対策が称賛される流れで再びこのツイートがバズってる。タン氏は社会の偏見の壁を壊そうと自分を攻撃してくるネットユーザーたちを招いて交流する活動もしていて、本当に尊敬できる人物。 https://t.co/uIbjSgL8LM
— 古田大輔 (@masurakusuo) 2020年2月29日
台湾人メディアは今回の件日本にだいぶ批判的です。
僕の台湾人の友達も日本はそんな対応で大丈夫なの？（優しいからすごく遠回しな言い方で 笑）って言ってきます。
でも人口比で言ったら台湾と日本って大した変わらない。台湾でもまた5人増えました。
（船を含めて考えられてるからだけど 汗） pic.twitter.com/q3VmSQAT5b— TTMつよし🤓海外ニュース発信！YouTuber (@ttmtsuyoshi) 2020年2月29日
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