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2月24日「ここ1~2週間が正念場」⇒3月5日「1~2週間が山場」⇒現在の安倍首相「今が正念場」

*官邸
2月24日に新型コロナウイルス対策本部の専門家会議で安倍晋三首相が「ここ1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」と宣言しましたが、3月9日でそれから2週間となります。

安倍首相や菅官房長官らは先日まで何度も「1~2週間が瀬戸際」「1~2週間が山場」と繰り返しており、徐々に期限の日時が延びていました。しかしながら、国内の感染拡大は止まる気配が全く無く、逆に感染の広がるスピードが加速しています。

このような事態を受けて安倍政権も「1~2週間が瀬戸際」というような表現を変更し、今後は「今が正念場」と訴えかける方向に変えました。
毎日新聞の記事には「期間を柔軟に解釈する余地を広げるために表現を変えたとみられる」と書いてあり、解釈を広げるための表現変更だと指摘しています。

安倍政権は過去にも解釈改憲(憲法の解釈変更)などで似たような事をやっていましたが、新型コロナウイルス対策においても同じことをやっていると言えるでしょう。
言葉遊びで期限を適当に決めているだけにしか見えず、こんな事をやるよりも、もう少し具体的な対策や踏み込んだ感染症防止策を国として示すべきです。

 

政府の新型コロナ「正念場」はいつまで? 9日までのはずが「今」になった思惑
https://mainichi.jp/articles/20200307/k00/00m/010/143000c

 政府が、新型コロナウイルスの感染拡大防止の「正念場」の時期について、政府専門家会議の見解に基づく「ここ1~2週間」から「今が正念場」へと発信を切り替えた。専門家会議が2月24日に「ここ1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」との見解を示してから9日で2週間になるのを前に、「正念場」の期間を柔軟に解釈する余地を広げるために表現を変えたとみられる

 

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