イギリスの専門家チームであるインペリアル・カレッジ・ロンドンが新型コロナウイルスに関する調査報告や推計値をまとめました。
犠牲者数が世界最多のイタリアについて、既に人口の9.8%ににあたる約590万人が感染しているとまとめ、感染が確認された患者は氷山の一角に過ぎないと指摘。他の国々でも同じだとして、少なくとも公開されている数字の10倍以上の感染者が居ると報告していました。
また、世界各国が何も対応せずに新型コロナウイルスの感染が広がった場合の推計値も発表し、その中で最悪のケースとして死者4000万人が発生する恐れがあると言及しています。
逆に世界各国が迅速な対応で早期の封じ込めに成功した場合の数値も報告しており、今年の死者数は186万人程度に抑えることが出来るとしていました。
都市閉鎖(ロックダウン)のような政策は感染速度を緩やかにする効果があるとして、現時点で外出禁止令などの措置でヨーロッパの死亡者数が6万人ほど減っているとの調査報告をまとめています。
インペリアル・カレッジ・ロンドンはイギリス政府の判断材料の1つになっている専門家チームでもあり、この調査報告は世界各国の新型コロナウイルス対策にも影響を与えることになりそうです。
新型コロナ、迅速かつ厳格な措置でも180万人死亡か 英研究
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-00000014-jij_afp-int
【AFP=時事】英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)は26日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による死者数は、感染拡大を抑止するための迅速かつ厳格な措置を取ったとしても、今年世界で180万人に達する可能性があるとの研究結果を発表した。
伊で約590万人感染か 専門家チーム 英
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20200401-00000015-nnn-int
イギリスの専門家チームは先月30日、新型コロナウイルスの感染が深刻なイタリアでは約590万人が感染しているとの研究結果を公表しました。
「インペリアル・カレッジ・ロンドン」の専門家チームは、ヨーロッパ11か国の死者数などから、実際に感染している人数を推計しました。
それによりますと、世界で最も死者が多いイタリアでは、人口の9.8パーセントにあたる約590万人が感染しているとしています。
Jacco Wallinga’s computer simulations are about to face a high-stakes reality check. Wallinga is a mathematician and the chief epidemic modeler at the National Institute for Public Health and the Environment (RIVM), which is advising the Dutch government on what actions, such as closing schools and businesses, will help control the spread of the novel coronavirus in the country.
レポート9 概要
https://www.imperial.ac.uk/mrc-global-infectious-disease-analysis/covid-19/
COVID-19の世界的な影響は大きく、これによる公衆衛生上の脅威は、1918年のH1N1インフルエンザパンデミック以来、呼吸器ウイルスでは最も深刻なものです。ここでは、過去数週間に英国およびその他の国における政策決定に情報を提供した疫学的モデリングの結果を示します。COVID-19ワクチンがない中で、人々の接触機会を減らすことでウイルスの伝播を抑制することを目的とした、多くの公衆衛生対策(いわゆる非薬物的介入)の潜在的な役割を評価します。 ここに示す結果では、以前発表されたマイクロシミュレーションモデルを2か国(英国と米国―特に英国)に適用します。隔離状態でのいずれか1つの介入の効果には限度がある可能性が高く、複数の介入を組み合わせて感染拡大に実質的な影響を与える必要があるという結論に至ります。
次の2つの基本的対策が実行可能です:(a) 緩和:感染拡大を必ずしも停止させないが、遅らせることに焦点を当て、ピーク時の医療需要を低減すると同時に、重篤な疾患のリスクが最も高い人々を感染から保護する。 (b) 抑制:感染拡大を縮小することを目的とし、感染者数を減少させ、その状況を無期限に維持する。それぞれの対策には大きな課題があります。最適な緩和対策(感染疑いのある人の自宅隔離、感染疑いのある人と同世帯の人の自宅隔離、重篤な疾患のリスクが最も高い高齢者などとの社会的距離の確保の組み合わせ)は、ピーク時の医療需要を2/3に低減し、また死亡率を半減すると考えられます。しかし、感染症流行の緩和の結果として、死亡者が数十万人に上り、医療機関(特に集中治療室)の負担が何倍にも増える可能性があります。 これを達成できる国にとっては、抑制対策が優先対策オプションとなります。
英インペリアル・カレッジ・ロンドンは26日、新型コロナウイルスのパンデミックによる死者数は、感染拡大を抑止するための迅速かつ厳格な措置を取ったとしても、今年世界で180万人に達する可能性があるとの研究結果を発表した。https://t.co/T1cO149Me7
— AFPBB News (@afpbbcom) 2020年3月27日
インペリアル・カレッジ・ロンドンは、欧州主要国全体で人口の1.88 〜11.43%が新型コロナウイルスに既に感染したと推計。
スペイン…15%
イタリア…9.8%
フランス…3.0%
英国…2.7%
ドイツ…0.72%などが人口に占める感染者推計。私も含め誰が感染者かわかりません。https://t.co/BBeQ9Jd97o
— 白石透冴(日本経済新聞/Nikkei)Togo SHIRAISHI (@TogoShiraishi) 2020年4月1日
英語の資料ですがロンドンのインペリアルカレッジの研究室が一月の半ばからレポートを発表しています。このレポートがイギリス政府の意思決定に行かされて、すごく興味深いことにNatsuko Imaiという日本人らしき人の名前が重要なレポートの共同執筆者として載っています。https://t.co/wJROprq4VN
— Aoi Igarashi イギリス大学留学🇬🇧 (@aoi_igarashi_uk) 2020年3月27日
英国は当初緩い規制でした。政府の科学顧問は「集団免疫」の考え方を披露していました。しかし一転して方針転換。20日に飲食店に営業停止を求め23日には外出禁止措置を発動しました。インペリアルカレッジ・ロンドンのチームが25万人死亡の試算を出したことが影響したと。https://t.co/4Vzx6CLkte
— 小川一 (@pinpinkiri) 2020年3月29日
地球の裏側も大変だ!でも、対岸の火事じゃないですよ。同じウイルスなんだから。頑張ってる人たちのおかげで抑え込みできてる!インペリアルカレッジロンドンの統計だと、完全に放ったらかしにしたら年内で地球上ほぼ全員が感染し4000万人以上死ぬほどの威力みたいですよ。https://t.co/Cs3tOTTSbZ
— 山あず (@PKI3HHOICp9Atbw) 2020年4月1日
ロンドンのインペリアル・カレッジの推定によると、外出禁止令により欧州で59000人、フランスで2500人の命が助かったと言う。#コロナウィルス #フランス https://t.co/mYGnSDsHyp
— origamibird165 (@bcbj92) 2020年3月31日
英大学インペリアル・カレッジ・ロンドンは30日、欧州主要国が導入した全国的なロックダウン(都市封鎖)など一連の新型コロナウイルス対策によって、最大12万人の命が救われるとの分析結果を公表しました。 https://t.co/J008NGk5uX
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2020年3月31日
英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)による試算
1.封じ込め措置一切なし
今年の感染者数全人類、死者数4000万人
2.厳重な封じ込め措置
今年の感染者数4.7億人、死者数186万人
3.封じ込めの遅延
今年の感染者数24億人、死者1045万人https://t.co/QHWh5DJtv7— Goemon (@Goemon_ryugi) 2020年3月27日
”ロンドンのインペリアル・カレッジのグループは、感染のピークを緩やかにすればいい、という当初の見積もりが「間違っていた」と認め、かなりアグレッシブにこのウイルス感染と戦わないと早晩ICUが破綻すると予測を改めている。“
こちらもソース付き。ピーク戦略は誤りと。https://t.co/j4TWFjyVeJ
— 💫T.Katsumi (@tkatsumi06j) 2020年3月27日
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