野党側は「新型コロナウイルス関連を優先するべきだ」として法案の早期採決に強く反発し、検察官の定年延長部分を削除するように要請。
これに対して自民党の森山裕国対委員長は「(法案の)分離は非常に難しい」と述べ、国会内の会談で野党側に拒否を通達しました。
安倍首相も同じく「今国会で法案を成立する必要がある」「法案の審議などは予定通りに行う」などと答弁しており、野党の要求を拒否しています。
今回の検察庁法改正案は複数の法案をまとめた「束ね法案」の一つで、本来は「国家公務員法等の一部を改正する法律案」として審議されていたものです。労働年齢の引き上げや年金支給の見直しを視野に入れた変更だと言われ、検察庁への政府介入問題と合わせて、国家公務員の年齢引き上げも重要な点となっています。
国会の残り時間が2ヶ月くらいしか無いわけで、新型コロナウイルス対応もしながら重要な法案の審議をするのはかなり厳しく、このまま強行採決となれば禍根を残すことになりそうです。
検察定年延長、週内通過の意向 自民「法案分離は困難」
https://news.yahoo.co.jp/articles/437bb8c380adeeba385f4e41185222f72004d2ea
自民党の森山裕国対委員長は11日、検察官の定年延長を含む国家公務員法改正案について、週内に衆院を通過させる意向を記者団に表明した。検察官の定年延長部分を削除すべきだとの指摘に関しては「(法案の)分離は非常に難しい」との認識も示した。これに先立ち立憲民主党の安住淳国対委員長が森山氏と会談し、削除を求めたことに対して述べた。
今日の予算委員会。コロナ対策では野党の意見も聞いてと、これまでになく安倍総理は繰り返していましたが、検察庁法改正案の話になると、とたんに、国民の声に向き合わない。民主主義の根幹に関わる問題だから、空前の規模のTwitterでの意思表示があったのに。このまま採決など認められません。
— 宮本徹 (@miyamototooru) 2020年5月11日
〈検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案をめぐり、ツイッター上で抗議の投稿が相次いでいることを受けて、野党4党の党首も、そろってメッセージを投稿し、法改正を重ねて批判しました〉#検察庁法改正案に抗議します https://t.co/9epwTnkW2g
— 小 池 晃 ( 日 本 共 産 党 ) (@koike_akira) 2020年5月10日
#検察庁法改正法案に抗議します
検察庁法の改悪を阻止すべく、野党共同会派でまとめた修正案の骨子を添付します。今回の改正案に盛り込まれた、検察官の定年(65歳)や役職定年(63歳)を時の法務大臣や内閣の一存で延長できる特例を削除するもの。 pic.twitter.com/blaPzEGwhg— 階猛(しな たけし) (@shinatakeshi) 2020年5月10日
野党「市民がコロナで困っているので家賃支援法案と学生支援法案を出しました。議論しましょう」
安倍自民党「検察庁法改正案を今週中に採決する」
政権が政権として機能していない。#国会中継
— 異邦人 (@Narodovlastiye) 2020年5月11日
検察庁法改正案反対のハッシュタグは10日夜には470万件をオーバー。自民党はどこ吹く風とばあり、13日にも強行採決をする予定という。自分に法の手が伸びそうになると、証拠書類は改竄、破棄、解釈は都合のよいように変更するとやりたい放題。こんなことを放置すると日本は独裁国家になる。
— 平野 浩 (@h_hirano) 2020年5月10日
検察庁法改正案に関する問題点をまとめました。あまりに問題が多いのですが、少なくとも明日採決する法案ではないことだけは確かです。#検察庁法改正案に抗議します
Twitter で多くの声が上がった #検索庁法改正案 の問題点とは何なのか?|遠藤 結万 https://t.co/BRsieYNtLI
— 遠藤 結万 Yuma Endo (@YumaEndo) 2020年5月10日
問題点
・検察庁法で決められた検事長の定年63歳を、今年の2月に「閣議決定だけで」半年延長。
・後付けで改正案を強行採決しようとしている
・改正案では「内閣が」定年延長を決められる→検察の独自性が保てなくなるhttps://t.co/sc7JffUuM4— GORO (@youmetiger) 2020年5月10日
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