新型コロナウイルスをキッカケにして米中の主導権争いが激化しています。
アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は「中国は世界中に広まった新型コロナウイルスの対応のため9兆ドル超を支出する必要がある」と表明し、中国に責任を追及するべきだと発言。
欧米各国から中国の対応遅れや情報隠蔽が被害を深刻化させたとの声が相次ぎ、中国に損害賠償を請求する論調が高まっています。
一方で、中国はアメリカへの対抗意識を強めており、追加で1兆4000億ドル(150兆円)をテクノロジー開発に投入すると発表しました。開発の対象となるのは第5世代(5G)移動通信無線ネットワークの敷設やカメラ・センサーの設置、自動運転や工場の自動化、人工知能(AI)ソフトウエアの開発などで、世界トップの最先端テクノロジー国家を目指すとしています。
米中の対立激化から新型コロナウイルス騒動が収まっても、世界情勢は悪化する可能性が高いと見られ、新型コロナウイルスが出現する前の自由な世界はもう戻らないとも言われているところです。
(ブルームバーグ): 中国は1兆ドル以上を投じ、鍵となる技術で世界の主導権を握ろうとする取り組みを加速させる。
習近平国家主席自らが支持した基本計画の下、中国は2025年までの6年間で推定1兆4000億ドル(約150兆円)を投資。地方政府のほか、華為技術(ファーウェイ)など民間のテクノロジー大手に対し、第5世代(5G)移動通信無線ネットワークの敷設やカメラ、センサーの設置、自動運転や工場の自動化、大規模な監視体制を支える人工知能(AI)ソフトウエアの開発などを進めるよう後押しする。
米国 新型コロナによる損失9兆ドルを世界に支払うよう中国に要求
https://jp.sputniknews.com/covid-19/202005217473552/
米国のマイク・ポンペオ国務長官は、中国は世界中に広まった新型コロナウイルスの対応のため9兆ドル超を支出する必要があると、公式ブリーフィングで表明した。同国務長官によれば、これは世界中が中国によって引き起こされた事態と比べたなら「わずかな金額」だという。
また、ポンペオ国務長官は、米国の推定によればパンデミックの影響から世界は約9兆ドル(約970兆円)の損失を受けたと強調した。同国務長官によれば、米国自体はすでに新型コロナウイルス対応に約10億ドル(約1兆1000億円)を拠出したが、中国はわずか20億ドル(約2155億円)だけだという。
いいね!しよう