緊急事態宣言の解除に合わせて、東京都の休業要請も徐々に縮小していますが、5月29日は都が定めている「東京アラート」の水準を超える数で新規感染者が報告されました。
東京都は独自の警戒宣言である「東京アラート」を定めており、「1日の新規感染者数が直近7日間平均で20人未満」や「感染経路不明者の割合が50%未満」、「週単位の感染者が減少傾向」とする3条件があります。
昨日の時点で東京の3条件の内、2つの条件をオーバーした状態で、東京アラートが黄色信号となっているのが現状です。
来月にも東京都は新たな段階「ステップ2」を実施すると表明し、映画や劇場のような娯楽施設も休業要請を緩和するとしていました。
ただ、東京アラートを超えるような水準で新規の感染者が増えている上に、都内のPCR検査数も依然として低迷しています。東京都の保健所が実施したPCR検査数は5月26日は7人、5月27日は53人、5月28日は69人と少ない数字が続き、感染の全体像を掴むことは出来ていません。
民間の医療機関を含めても1100件程度で、本当に感染が収束したのか非常に強い疑問があるところです。
東京都 新型コロナウイルス感染者数
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
東京都内の感染者は4日連続で前日を上回り、感染再拡大の兆候が表れた際に都が独自に出す警戒宣言「東京アラート」の目安を超えた。ただ、都は、医療機関の逼迫(ひっぱく)状況が一時期よりも改善していることなどから、休業要請の第2段階の緩和に移行する。アラートが発令されたとしてもただちに休業要請が前の段階に戻るわけではないが、発令について都は「週明けまでの推移を見極めて判断したい」としている。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう