ワシントン大学のIHME(保健指標評価研究所)が新型コロナウイルスの最新予測を発表し、今年の冬に全世界で280万人前後が死亡する恐れがあると明らかにしました。
IHMEの最新予測によると、現在の感染状況と冬にコロナウイルスが活性化する特性を考慮した場合、2021年1月1日までに全世界の死者数は280万人に達する可能性があり、日本においても12万人前後の死亡者数が予測されるとのことです。
新型コロナウイルスと遺伝的に類似性が見られる一般的なコロナウイルスは冬の時期に感染が拡大することから、IHMEはコロナウイルスの流行状況を新型コロナウイルスに置き換えて、各国の感染症対策やこれまでの増加率を合わせて計算。
冬は人間の免疫力が低下することも合わさって、12月は1日当たり最大3万人の死亡者が出ることになるだろうと報告書でまとめていました。
この予測についてIHMEのクリストファー・マレー所長は、「肺炎のように新型コロナは寒い気候で一段と流行する見通しのため、北半球の人々は冬が近づくにつれ特に警戒が必要だ」とコメントし、北半球を中心に冬の第二波は強烈な感染になるかもしれないと指摘しています。
過去にはスペイン風邪も春の第一波より冬の第二波で感染が爆発したことがあり、このような歴史を見ても、IHMEの予測は突拍子もない数字ではなく、現実に起こりうる恐れがあると言えるでしょう。
対策としてマスク着用やソーシャルディスタンス、人々の集まりの制限が必要で、世界中の政府が連携して大々的に動かなければ、今まで以上に酷い状態となりそうです。
COVID-19 Projections
https://covid19.healthdata.org/japan?view=total-deaths&tab=trend
冬にコロナ死者急増か、12月は世界で1日3万人も-IHME最新予測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-07/QG99QBDWRGG801
IHMEのクリストファー・マレー所長はリポートで「肺炎のように新型コロナは寒い気候で一段と流行する見通しのため、北半球の人々は冬が近づくにつれ特に警戒が必要だ」と指摘した。リポートは新型コロナワクチンが感染拡大に与え得る影響には言及していない。
世界全体の死者数は年内に280万人に達すると予想。現時点から190万人増える計算だ。12月の死者は1日当たり最大3万人に達する恐れがある。
ホワイトハウス・新型コロナウイルス対策タスクフォースが用いているIHMEによる予測によると、来年1月1日までに合衆国では、41万人の市民が死ぬとなった。
CNN Early Start pic.twitter.com/KTPS4kunVS
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) September 4, 2020
更新されました。
2021年1月1日までに12万人死ぬというのが現状維持(11/16にロックダウン自動発動シナリオ)予測です。お盆休み効果によって、ロックダウン発動が4日遅くなりました。
日毎死者数の峠は、年末となります。https://t.co/YYQFsUuA0Q pic.twitter.com/JXAOzd21wX
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) September 4, 2020
このシナリオだと、現状維持(11/16から5週間ロックダウン発動)モデルの場合、来年春の収束までに20~30万人が死ぬ計算。
勿論、あくまで統計に基づく一定のモデルであって、統計の屑い本邦では誤差が大きくなっている。
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) September 4, 2020
IHMEの予測は、本邦については統計がくずいために誤差が大きい。
お盆効果、お盆明け効果全てを織り込んだ比較的信頼性の高い予測は、10月初めに公開される来年2/1迄の予測であろう。来月初め発表の予測で、ほぼ確定と考えて良いだろう。
本来は、日本政府が行い、迅速に公表すべきものだ。
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) September 4, 2020
ワシントン大学の予想。日本が現在のままのコロナ対策だと12月1日までに死者6万2千人。マスクを全員に義務付けると4万2千人に減らすことができる。https://t.co/m0JtDbQKDH
— 町山智浩 (@TomoMachi) August 30, 2020
12万人…IHMEは、何によってこの冬に日本の死者がここまで増えると予測してるんだろう。感染者が急増が凄まじくて、病院のキャパを超えるから? https://t.co/tG1cyD8yC4
— titioo🟡 (@SmallOne_jp) September 5, 2020
IHMEのMortality forecastsのモデル分析に関するスレッド。日本は指数関数的に増える予想。季節性は、13-19年の肺炎による死亡率の週次変化を使っているらしい。SD規制、マスク着用率、人口当たり検査なども変数。規制が緩く、検査率が低いことが日本の予想の背景かとー自粛の力が強いので当たらなそう https://t.co/U4ec3rEhWH
— mannie akizuki (@mannie_ub) September 7, 2020
忘れている人が多いですが、
コロナは 【秋冬が本番】です
スペイン風邪では秋からの第二派は第一波の4倍の死亡率でした
IHMEというトランプ政権が信頼するシンクタンクは日本で6万人以上が亡くなると予測しています
そうならないといいですね仏で感染急拡大 1日で8900人https://t.co/nFb2H8u41n
— 秋茄子 (@nasusonomono) September 5, 2020
激しく同意。
コロラド先生に教えて頂いた、IHME予測、それより辛いインペリアルカレッジロンドンの日本予測に限りなく一致。
最前線の医師の「皮膚感覚」は、信用に足る、と思います。 https://t.co/G5nh4gixlX— 大島 篤司 (@BXrsslTwE4bVXqq) September 3, 2020
【時事メディカル】コロナ、秋・冬に感染者増加か
菅谷医師は「ロックダウン以外の、いわゆるソーシャルディスタンスを取るとかマスクの着用や手指衛生の徹底などの対策だけでは流行を止めることはできないことも明らかとなった、と感じている」と話す。https://t.co/RDDxNv1gU0 #時事メディカル
— kazuchan-cocone (@kazuchancocone) September 3, 2020
米国ワシントン大学の健康指標評価研究所(IHME)がWebサイトで無料公開中のCOVID-19の世界各国のモデル試算。https://t.co/kJk1qmVqGm
日本は11月以降に死者が指数関数的に増え、1日あたり死者数は10万人あたり3人(=毎日3700人が亡くなる計算)に達し、米国の水準を一気に飛び越えるシナリオ。 pic.twitter.com/Aw5nZNMejl
— 犬飼淳 (@jun21101016) August 30, 2020
IHME の COVID-19 予測 がバズってきたね。自分はコロラド先生のツイートで知ったけれど、ログ見てると 5月25日に Japan予測が追加されているっぽいんだよな…。 https://t.co/wMl40nxbpd
— 8bitbeep (@8bitbeep) August 30, 2020
IHMEの5月25日リリースで8月までの日本のコロナ死者数予測は1,221 (970 to 1,873)。ほぼ当たってますよね。その同じ研究所が現在出している予測で、12月1日までの日本のコロナ死者数を4万人~6万5千人と見積もっていることをどう考えるのか。下手するとこのままでは冬に向けて地獄を見ますよね。
— F Hiroyuki (@fjhiro3) August 31, 2020
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