大和ネクスト銀行が発表した「貯蓄と投資に関する調査結果」が深刻な内容となりました。
大和ネクスト銀行によると、2020年9月3日~9月4日の2日間に1000人を対象とした調査で、回答者の13.7%が「預貯金は無い」と返答し、年代別だと40代男性で20%と突出して高い数字になっていたとのことです。
その他の預貯金は「1円~100万円未満」が26.0%、「100万円~200万円未満」が14.1%、「200万円~300万円未満」が7.3%、「500万円~1000万円未満」が12.7%、「1,000万円以上」は14.5%となっています。
貯金が500万円以上では60代女性の55.0%が最多で、次いで多かったのは60代男性43.0%でした。
年代によってかなり貯金額に差が見られ、貯金を持っている世代と貯金が無い世代で格差が発生している印象があるところです。
投資資産に関しても「ゼロ円が48%」で、20代女性だと65%に達していました。
預貯金の格差が増大していることを示すと同時に、シッカリと資産を増やしている世帯もあることを証明した形で、日本経済の歪んでいる状況を感じ取ることが出来ると言えるでしょう。
~10月4日は「投資の日」 10月17日は「貯蓄の日」~ 貯蓄と投資に関する調査2020
https://www.bank-daiwa.co.jp/info/2020/0928_01.html
■ 貯蓄の状況 ■
貯蓄の状況 「預貯金はない」14%、40代男性では20%
「預貯金額500万円以上」27%、60代女性では55%
「昨年末から預貯金が増えた」26%、「昨年末から預貯金が減った」19%
貯蓄の方法 預貯金がある人の10人に1人は「タンス預金」を実践
預貯金がある人の貯蓄スタイル 「毎月コツコツ」と「お金が余ったら」が拮抗
今年の年末時点に到達していたい預貯金の目標額 40代の目標額は平均1,199万円
70歳になったときに到達していたい預貯金の目標額 40代の目標額は平均2,224万円
■ 投資の状況 ■
投資の状況 「投資資産はない」48%、20代女性では65%
「投資資産額500万円以上」15%、60代女性では36%
「昨年末から投資資産が増えた」15%、「昨年末から投資資産が減った」8%
資産運用の方法 1位「株式投資」2位「投資信託」3位「個人年金保険」
今年の年末時点に到達していたい投資資産の目標額 40代の目標額は平均1,085万円
70歳になったときに到達していたい投資資産の目標額 40代の目標額は平均2,151万円
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