*甘利明議員
日本学術会議の任命問題で、右派系のネットユーザーを中心に日本学術会議を批判する声が見られました。
今回の任命問題について右派系のまとめブログは、『日本学術会議「中国の軍事研究:千人計画」に積極的に協力してたと判明wwwwwwwwwwwwwww』『日本学術会議、中国の軍事研究「千人計画」に積極的に協力してたと判明』などと取り上げ、日本学術会議が中国の軍事研究に加担していたと批判。
日本学術会議は中国に情報を漏らしている反日的な組織だとして、日本学術会議の任命を見直した菅首相は正しいとの論調を広げていました。
まとめブログが取り上げている記事の情報源は自民党の甘利明議員が投稿した国会レポートで、そこには『日本学術会議は防衛省予算を使った研究開発には参加を禁じていますが、中国の「外国人研究者ヘッドハンティングプラン」である「千人計画」には積極的に協力しています』などと書いてあり、日本学術会議が中国の軍事研究に協力しているのではないかとする甘利議員の見解が掲載されています。
公式発表だと日本学術会議として「千人計画」に全面協力したとの情報はなく、千人計画は中国の軍事研究ではない上に、そもそも日本以外の多くの国で軍事研究と民間研究に明確な境目は存在していません。
甘利議員が勝手な憶測で書いているに過ぎず、これを根拠として日本学術会議を親中国などと決めつけるのは論外です。
しかも、同じような研究はアメリカのような国ともしているわけで、あえて中国の名前を出したのは保守受けを狙った世論誘導だと思われます。
日本学術会議の会員推薦を巡り、政府が任命を拒否できるよう2018年に法解釈を変えていた疑いが浮かびました。以前の検察庁法問題と重なります。 #日本学術会議 #菅政権 #解釈変更 #任命 #拒否 :東京新聞 TOKYO Web https://t.co/XG3AvMRGBC
— 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) October 3, 2020
ナチスを超える人権弾圧国家やその配下の勢力に加担する学問など、人類に無用。
やっぱりコイツラ除去されて正解でした(^o^)https://t.co/rIAWiB5gx7— 坂東 忠信 (@Japangard) October 3, 2020
これ大手紙はどこも報道してないよな。腐ってる。。。 https://t.co/VlLhi7UudY
— 黒瀬 深 (@Shin_Kurose) October 2, 2020
ここで引用される5月の読売の記事には日本学術会議が「千人計画」に関与したとは何一つ書いていない。「日本学術会議は日本の大学の軍事研究に反対している」点を批判する政治家の発言は載っているが。その後、特に新事実は報じられていない。すぐに分かる雑な印象操作の手法。 https://t.co/ZM7vXHrcJ9
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) October 3, 2020
ネタ元は甘利明氏か。中国は軍事研究とそうでない研究を分けてないから、中国の研究への参加はまあ軍事研究になることはあるだろうけれども。こういう世論を巻き起こすためにやったんだろうなあ……やっぱ策士だわ菅 / “日本学術会議「中国の軍事研究:千人計画」に積極的…” https://t.co/oH5Jde75dk
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) October 2, 2020
このバカげた記事を真に受けた人が拡散していますが、要するに日本の学者が中国に高額で雇われてていというだけです。又記事は「日本の研究が吐き出される!」となっていますが今や日本人研究者が学ぶことの方が多いのが現状でしょう。日本の研究環境の悪化を憂うべきです。https://t.co/wWybpDknpk
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) October 3, 2020
#千人計画 自体は、軍事研究とかの分野は関係なく、超高待遇の人材呼び戻しプラグラムです。
どの国もグローバルな人材獲得競争をしている中、若手研究者の待遇を含めて改善できてない、我が国の政策こそ反省すべき。もちろん、私も。https://t.co/M4mIbVIpsE
— いさ進一 (@isashinichi) October 3, 2020
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