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東大の新総長選考、重要な会議の音声データを消去!学内からも批判や疑問 政府の意向が影響?


*東京大学
東京大学の総長選考に不正行為があったのではないかとする疑惑で、候補者を決めた時の会議の録音データが削除されていたことが分かりました。

NHKの記事によると、問題となっているのは先月7日の会合を記録した音声データで、候補者の選考方法をテーマにして数時間にわたる議論が行われましたが、その録音は全て消えていたとのことです。
東大の総長選考では不審な点が多数あったとして、大学内からも透明化を求める声が相次いでいます。

既に報道されている点だけでも、議長の誘導行為や会議内での投票繰り返しなどがあり、大学の教授や学部長からも説明を求める要望書が提出される事態に発展。
このよう流れで重要な会議の録音データが消されていたとの報道が出てきたわけで、「上からの指示ではないか?」というような声が飛び交っているのが現状です。

政府の意向が影響したとの声も聞こえ、単なる一大学の選考疑惑には留まらないと見られています。

 

【社説】総長選考 このままでは終わらせない議論を
https://www.todaishimbun.org/souchou2_20201002/

 東大総長選考会議は2日、第31代総長予定者として藤井輝夫理事・副学長を選出した。9月30日の意向投票でも過半数の票を獲得しており、投票を尊重した形だ。予定通りいけば文部科学大臣の任命を受け、来年4月に就任する。

今回の総長選考を巡っては、選考過程の透明性や候補者の属性の偏りなどに対して疑問の声が相次ぎ、選考会議に対して複数の質問状や要望書が提出された。選考過程に異を唱える動きは今後も続くと見られる。疑問の声が上がる以上、選考会議はその声を真摯に受け止め、説明責任を果たしてほしい。

東大の法人化以降始まった選考会議による選考では、毎回意向投票でトップだった候補者が総長予定者に選出されてきたが、ここ3回の規則を見比べると意向投票の扱いは徐々に小さくなっている。背景にあるのは政府の意向。投票結果をそのまま選考結果に反映させるのを「過度に学内又は機構内の意見に偏るような選考方法」として否定し、意向投票の影響力を小さくして選考会議が主体的に選考すべきとの見解を示してきた。選考会議が示した「求められる総長像」で経営能力重視が明言されたのも、政府の方針に沿うものである。教授会を主体とした大学自治とは方向性が異なるが、選考会議は内規を変更するなどしてあくまで制度に則った選考を進めてきた。これを踏まえると疑問の声が上がる選考会議の権限強化も選考会議自身の恣意的なものとは断定できない。

東京大 新総長選考めぐる会議の音声データを事務局が消去
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201005/k10012648621000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002

東京大学の総長選考をめぐって過程に不透明な点があるなどの指摘が相次いだことについて、大学は、選考過程に問題が無かったか検証する方針を示していますが、候補者を絞り込んだ際の会議を記録した音声データを大学の事務局が消去していたことがわかりました。専門家からは「後から検証をする際に必要な根拠が無くなってしまう」などと指摘する声も出ています。

 

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