気象庁が動植物の観測事業の9割を廃止する方向で動いていると明らかにしました。
気象庁によると、昭和28年(1953年)から統一した方法で行っていた動植物の観測について、今までは植物34種目と動物23種目を対象にしていましたが、それを6種目まで大幅に削減することが決まったとのことです。
この動植物の観測では開花や初鳴き等を調査しており、季節の移り変わりや気候の変化を確認するために継続して行われていました。
気象庁は廃止の理由を「近年は気象台・測候所周辺の生物の生態環境が変化しており、植物季節観測においては適切な場所に標本木を確保することが難しくなってきています。また、動物季節観測においては対象を見つけることが困難」と説明し、気候や環境の変化で動植物の確認作業が難しくなったからだと言及しています。
ただ、日本全体の環境変化を観測する重要な事業であることから、今回の廃止発表に国民からは懸念や継続を求める声が相次いでいました。
梅や桜のような植物は継続するとしていますが、それでもかなりインパクトが大きな変更だと言え、物議を醸しているところです。
生物季節観測の種目・現象の変更について
http://www.jma.go.jp/jma/press/2011/10a/20201110oshirase.pdf
動物の初鳴きや植物の開花など、気象庁はおよそ70年間続けてきた動植物の観測のおよそ9割をことしいっぱいで廃止することになりました。
気象台周辺の都市化などが進んで観測が難しくなったためですが、「さくら」や「かえで」などは引き続き観測が続けられます。
動物の初鳴きや植物の開花など、気象庁はおよそ70年間続けてきた動植物の観測のおよそ9割をことしいっぱいで廃止することになりました。都市化などが進んで観測が難しくなったためですが、「さくら」や「かえで」などは観測が続けられます。https://t.co/vR4B4AS7NF
— NHK科学文化部 (@nhk_kabun) November 10, 2020
https://t.co/tTXFiBImCX
花や鳥、動物などを通して季節の移り変わりを知ることは、日本の文化にも深く関わっています。
都市化で観測が難しくなったから?70年続けてきたことの9割をやめる?本当に仕方がないのか?予算のせいなのか?確認したいと思います。— 原口 一博 (@kharaguchi) November 10, 2020
都市化が進んで、標本の確保が難しくなったという理由だが、一挙に9割廃止は異常で、継続的な観測が途切れるのは問題ではないか。HPに広告掲載で資金稼ぎせざるを得ない気象庁の予算問題が本当の理由?
— 有機農業ニュースクリップ (@OrganicNewsClip) November 10, 2020
見極めなどが難しくなってきたことは理解できる。しかし、廃止という判断は、果たして正しいのだろうか?
気象庁 動植物観測の9割を年内で廃止へ 「さくら」は観測継続 | NHKニュース https://t.co/Ug1LsnYsHW
— 浅野ふみ子(史子) (@asafum814) November 10, 2020
トノサマガエルは廃止。
サクラは継続。
少しさみしいニュース。
時代の流れではありますが。気象庁の生物季節観測。https://t.co/IZwguaerVW
— 金森大輔 Daisuke Kanamori (@kanayan19861121) November 10, 2020
色々と仕方ないンだろうケド、その対象動物が見付からなくなったっていう【生態環境の変化】も貴重な資料じゃまいかと思う。
気象庁 動植物観測の9割を年内で廃止へ 「さくら」は観測継続 | NHKニュース https://t.co/tHVwPA3fG5
— いぢまゆういち 11/28スクエアガーデン (@q_suke3) November 10, 2020
ありゃ、残念。地方気象台のサイトにあるので、野菜作ってた時は時期を測るためによく見てたんですが。
でもまぁウグイス・桜・いちょう等、主要なものが分かるなら、農家さんは大丈夫かな。そもそもあの人達は毎年種まく日とか決めてるし。https://t.co/AgHrIrV8fh— アーブル (@arble2680) November 10, 2020
動植物が見られない、というのも大事な情報で、生態系の変化について知ることは科学的に有意義だ。やめてしまうことに強い懸念がある。
動物の初鳴きや植物の開花など、気象庁はおよそ70年間続けてきた動植物の観測のおよそ9割をことしいっぱいで廃止することにな… https://t.co/L1mm3Yp1Th
— 不 屈 哲 真 @ 変 革 者 (@Tellapermanent1) November 11, 2020
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