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新型コロナウイルスの変異株を国内で確認、感染力と増殖効率が強まる!東大などがハムスター実験 「欧州から広がったタイプ」


*新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの変異種を日本国内でも確認したことが分かりました。

これは東京大学とノースカロライナ大学、ウィスコンシン大学、国立感染症研究所(発表:東京大医科学研究所の河岡義裕教授ら)が共同で行ったもので、ハムスターを使った動物実験で新型コロナウイルスの変異を捉えたとしています。

発表された資料によると、複数のハムスターで感染力の違いを観察したところ、中国から広がった初期型の新型コロナウイルスよりも、現在のヨーロッパから広がった新型コロナウイルスの方が感染力で高い数字が出たとのことです。
感染した動物の体内においても高い増殖適応性を示し、感染力と増殖効率の両方で後期型の新型コロナウイルスは強まっているとまとめていました。

一方で、感染した後の炎症などに大きな変化は見られず、身体へのダメージや影響は従来の新型コロナウイルスと変わっていないとされています。

欧米諸国だとこの変異種は「20AEU1」と呼ばれているものだと思われ、現在の感染爆発を引き起こしている原因になっていると分析されているところです。

 

現在流行中のSARS-CoV-2 D614G変異株は、高い増殖効率と感染伝播力を示す
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00047.html


現在流行中のSpike(スパイク)タンパク(注1)にD614G(注2)の変異をもつSARS-CoV-2(D614Gウイルス)は、野生型に比べ、飛沫感染伝播しやすいことがハムスターモデルで明らかになった。
D614Gウイルスは野生型に比べ、培養細胞、動物個体のいずれにおいても増殖適応が高いことが明らかにされた。
D614Gウイルスは回復患者血清により中和されることが判明した。

ACE2トランスジェニックマウスやハムスターを用いた感染モデルでは、呼吸器から分離されるウイルスの感染力価や病原性に、野生型ウイルスとの差はありませんでした。しかしながら、ハムスターを用いた飛沫感染伝播モデルでは、D614Gウイルスは野生型に比べて短い時間で感染伝播が成立することがわかりました。また、ハムスター個体においても、野生型ウイルスと競合継代すると、D614Gウイルスが3代のうちに優勢になり、感染動物体内においても高い増殖適応性を示すことがわかりました。これらの結果は、D614Gウイルスが非常に短期間で元の野生型ウイルスを凌駕して感染拡大したことを説明付けるものと考えられます。

新型コロナ “欧州系統は飛まつ感染しやすい” 東京大学など
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201113/k10012709341000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003

新型コロナウイルスのうち、一部が変異してヨーロッパから感染が広がったタイプのものは、飛まつ感染しやすい性質があることを動物実験で確かめたとする研究結果を、東京大学などのグループが発表しました。

 

 

関連過去記事

新型コロナの突然変異種「20AEU1」に警鐘!金子勝教授「日本に来たら満員電車も危うくなる」「日本に持ち込まれている可能性」
https://johosokuhou.com/2020/11/08/39747/

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